「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日9月14日
理念と経営2026年9月号より
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国を挙げて半導体産業の復活を
ポイント
主張の中心は、日本の半導体産業の衰退と、経営資源の集中の重要性です。
エヌビディアの事例で象徴的なのは、「日本企業は多くの分野に資金を分散し、工場にも投資する。一方、自分たちは対象を絞り込み、研究開発資金を集中する」という考え方です。
つまり、
資金が少ないことが問題なのではなく、資金・人材・時間をどこへ集中させるかが問題。
これは半導体だけでなく、中小企業にはさらに重要な話です。
一方、後半の富士フイルムの事例からは、トップが方向を決めるだけでは不十分で、社員が危機を理解し、自ら変化する「全員経営」が必要だと説いています。
水平思考で見ると
面白いのは、
「全員経営」と「選択と集中」は、一見すると逆方向に見える
ことです。
全員が自由にいろいろ始めれば、経営資源は分散します。
だから必要なのは、
方向は絞る。方法は任せる。
ではないでしょうか。
トップが「ここで勝つ」と戦場を限定する。その範囲の中では、現場が自由に考え、小さな実験を大量に行う。
前回まで出てきた、
軸は一つに絞る。しかし、その軸の周りではたくさん試す。
という考え方と完全につながります。
結論
この記事から一つだけ持ち帰るなら、
「やることを増やすより、勝つ場所を決める」
です。
エヌビディアの強さを「AIや半導体の技術力」とだけ捉えると、本質を見失います。
限られた資源を、将来性のある一点へ集中させる。そして経営者自身が責任を持って意思決定する。
特に中小企業は、大企業以上に**「何をやらないか」**が重要です。
自社への活用
新しいことを次々始めるより、一度、
「2030年までに、会社として何を一番の強みにするのか」
を一つ決める時期なのだと思います。
「自社は何者なのか」という一本の幹を決め、その幹につながらないものはやらない。
そのうえで社員には方法を任せる。
集中 × 全員経営です。
特に「シンプル」「当事者意識」「イノベーション」と相性のよい考え方です。
シンプル=経営資源を分散させない。
当事者意識=決められた範囲で一人ひとりが経営者として考える。
イノベーション=集中した領域の中で小さな実験を繰り返す。