「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日は9月11日
理念と経営2026年9月号より
「特集1」
株式会社岩岳リゾート

宝は足元に眠っている
スキー場は冬にしか集客できない。その固定観念を打ち破り、雪の降らないグリーンシーズンの集客に成功したのが岩岳リゾートだ。規格外ともいえる発想は、自分たちの良さを知るという小さな一歩から始まっていた。
P24抜粋
株式会社岩岳リゾート
代表取締役社長 星野裕二氏
白馬岩岳は、スキー人口の減少と雪不足という逆風の中、グリーンシーズンの来場者を冬季以上に増やしました。
しかし、新しい資源を手に入れたわけではありません。
北アルプスの絶景、山、古いリフト――すべて以前からそこにあったものです。
今回の核心は、
「新しいものを探す前に、すでに持っているものの価値を見直す」
ことだと思います。
ポイント 資源ではなく「見方」を変える
岩岳は「スキー場」という固定観念を外しました。
すると同じ山から、
MTB、絶景テラス、大型ブランコ、ノンスキーヤー向け観光という新しい市場が生まれました。
特に象徴的なのが、放置されていた古いリフトの降り場を活用した「ヤッホー!スウィング」です。
「そんなブランコに誰がお金を払うのか」
と言われながら、SNSで話題となり、5時間待ちになるほどの人気になりました。
資源がなかったのではない。価値として見えていなかったのです。
水平・量子的に考える
「新しい事業=新しい資源」と考える必要はありません。
既存資源 × 新しい使い方
でも、新しい市場はつくれます。
さらに、弱みと強みは表裏一体です。
「雪に左右される山」という弱みも、
見方を変えれば、
「一年中楽しめる自然」という強みになる。
変えるべきは資産ではなく、その資産を見る角度なのかもしれません。
結論・自社への活用
自社でも、
「次に何を始めるか」
を考える前に、
「すでに持っているのに、価値化できていないものは何か」
を考えたいと思います。
不動産、賃貸管理の経験、修繕、空き家、相続、地域との関係、伊勢型紙、人材の技能。
新しいものを増やす前に、今あるものの使い方を変えられないか。
これは自社の哲学であるイノベーションにもつながります。
イノベーションとは、新しいものを生み出すことだけではない。
今あるものに、新しい価値を見つけることでもある。