「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日6月13日
理念と経営2026年6月号より

利他の心で届けるおいしいコーヒー
「たった一杯で幸せになるコーヒー屋」というブランドコンセプトから始まった猿田彦珈琲。豆の焙煎にこだわったコーヒーファンは多く、芸能人もお忍びで通うという。そのおいしさの秘密に迫る。
P39抜粋
ポイント
- 猿田彦珈琲は、2011年に東京・恵比寿の小さな店舗から始まり、現在は全国30店舗、年商34億円規模まで成長した。
-
創業者の大塚朝之氏は、俳優経験を通じて、
「人当たりの良さが、仕事を生む」
ことを学んだ。
-
猿田彦珈琲の原点は、
「たった一杯で幸せになるコーヒー屋」
というブランドコンセプトである。
-
差別化の核は、コーヒーそのものだけでなく、
接客から始まる好循環
にある。
-
お客様が接客を気に入って通う
↓
コーヒーを淹れる回数が増える
↓
技術が上がる
↓
さらにおいしいコーヒーが出せる
↓
お客様が喜ぶという循環をつくっている。
-
接客は自由でありながらも、最低限守るべき「必修科目」がある。
その中心は、
- お客様を大切にすること
- 利他的であること
- 手柄を独り占めしないこと
- 仲間の成長をみんなで喜ぶこと
である。
- 大塚氏は、利他の精神が社内文化になったことが成長の大きな要因だと考えている。
- コカ・コーラなど大企業とのコラボは、知名度向上だけでなく、社員が大きな仕事を経験し、成長する機会にもなった。
- 一方で、店舗で一杯一杯を丁寧に提供する「スモール」も大切にしている。
-
大塚氏は、
「ビッグとスモールの循環」
を重視している。
-
経営の軸として、
「八方よし」
を掲げている。
買い手、地域社会、生産者、地球環境、次世代、会社の利益、仲間、自分の八方を大切にする考え方である。
結論
猿田彦珈琲の成長は、
商品力 × 接客力 × 利他の文化
によって生まれた。
優れた商品だけではなく、
- お客様を幸せにしたい
- 仲間の成長を喜ぶ
- 地域や生産者にも貢献する
という文化が、ブランドの強さになっている。
つまり、これからの経営では、
「何を売るか」以上に、
「どんな気持ちで届けるか」
が重要になる。
自社への活用
1. 「一回の体験で幸せになる」設計をする
猿田彦珈琲の
たった一杯で幸せになるコーヒー屋
にならえば、自社でも
たった一度で「来てよかった」と思える地域体験
を目指す。
2. 「ビッグとスモール」を循環させる
ビッグ:
- 多言語サイト
- 海外発信
- 伊勢型紙ブランド化
- 地域プロジェクト
スモール:
- 一人の入居者対応
- 一人の職人との対話
- 一つの投稿
- 一つの「よかった」
この両方を循環させる。
3. 「八方よし」を自社版にする
自社版の八方よしは、
- 入居者
- 地域住民
- 職人
- 外国人
- 家族
- 協力者
- 次世代
- 自社
と考えられる。
この八方にとって「よかった」と思えるかを判断基準にする。