「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日は6月5日

理念と経営2026年5月号より
「特集」

健康社会学者

河合 薫(かわい・かおる)

 

 

 TODAY'S
 
経営とは、「人の可能性」を信じること

中小企業にとって社員の定着(リテンション)は、 企業の存続を左右する切実な経営課題だ。 人を生かす経営を推し進めるにはどうすればよいのか? 講演や取材活動を通じて日本の中小企業に精通している、 健康社会学者の河合薫さんにお聞きした。
P19抜粋

ポイント

  • 河合薫は、「日本人が働かなくなった」のではなく、

    働く意欲や能力を発揮できない環境になっている

    と指摘している。

  • 問題は個人の資質ではなく、

    働く環境や人間関係の変化

    にある。

  • 人は本来、

    「幸せになるために働く」

    存在であり、仕事を通じて幸せを感じる機会を得られる。

  • しかし現在は、

    • 上司との雑談
    • 先輩の背中を見る機会
    • 働く意味を学ぶ場

    が失われている。

  • デジタルネイティブ世代は、文字情報には慣れていても、

    表情・声のトーン・空気感を含めた対面コミュニケーション

    の経験が不足している。

  • 上司もパワハラを恐れ、本音を伝えにくくなった結果、

    「言われたことだけやる」

    「コスパ・タイパ重視」

    の働き方が広がっている。

  • 「やる気」を引き出すために必要な要素は、

    1. 能力発揮の機会があること
    2. 意見を言えること
    3. チームの意思決定に参加している実感があること
    4. サポートを得られること

    である。

  • 上司の役割は、

    縁の下の力持ちになること

    成功体験を積ませること

    である。

  • 河合氏自身も、ANA勤務時代、上司や先輩からの

    「ありがとう」

    「その笑顔いいね」

    という何気ない声掛けによって、仕事へのやりがいを見出した。

  • 元気な会社ほど、

    社長が現場を歩き回っている

    という共通点がある。

  • シニア世代は「不要な存在」ではなく、

    若手を支え、励ます経験知の担い手

    である。


結論

経営とは、

「人の可能性を信じること」

である。

給与や制度だけでは、人は動かない。

  • 認められること
  • 気にかけてもらうこと
  • 成長を実感すること
  • 誰かの役に立っていると感じること

が、人の「やる気」を生み出す。

そのためには、

手間・汗・愛情を惜しまないコミュニケーション

が必要である。


自社への活用

1. 「声掛け」を仕組み化する

現在の協力メンバー

  • 職人
  • SNS担当者
  • エンジニア

との関係において、

「ありがとう」

「助かった」

「ここが良かった」

を意識的に伝える。

特に奥様のプロモーション活動や職人の挑戦を積極的に承認する。


2. シニア世代の経験知を活かす

 

豊富な経験を持つ。

今後は実務だけでなく、

若い世代や外国人へのメンター役

としての役割を強化する。


3. 現場主義を徹底する

河合氏のいう「元気な会社の社長は現場にいる」を実践する。

  • 賃貸物件の巡回
  • 職人との対話
  • 入居者との接点
  • 農業の実践
  • 地域イベントへの参加

を継続し、

「机上の経営」ではなく

現場で感じる経営

を維持する。