「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日は6月4日
理念と経営2026年6月号より
一般財団法人日本総合研究所会長 多摩大学学長
寺島実郎(てらしま・じつろう)

「世界経済見通し」から考えるビジネスチャンス
世界各地で起こるさまざまな地殻変動は、経済にも大きな影響を与えている。こうした時流をいち早くキャッチし、次なる一手を考えたい。
P16抜粋
ポイント
- 寺島実郎は、IMFの世界経済見通しから、世界経済の地殻変動を読み解いている。
- 世界経済全体は成長を続けており、2025年の実質GDP成長率は約3.4%。一方で日本は1%前後の低成長が続き、21世紀に入ってからの平均成長率は約0.6%程度である。
- 日本の世界GDPシェアは1994年の約18%から、現在は4%未満まで低下し、相対的な存在感が縮小している。
-
世界を動かしているように見える
- アメリカ
- 中国
- ロシア
も、それぞれ経済的な課題を抱えている。
- 特に中国は実質成長率より名目成長率が低く、デフレ圧力が強い状況と分析されている。
-
今後注目すべき地域として
- インド
- ASEAN
- 台湾
が挙げられている。
- インドは高成長を維持し、ASEAN諸国も4%台の成長を続けている。
- 台湾は半導体産業を中心に非常に高い成長率を実現している。
- 成功企業の共通点は、時流を早く読み取り、その変化を自社のビジネスに取り込んだことである。
結論
これから重要なのは、
「日本市場だけを見て経営しないこと」
である。
日本国内は成熟・縮小が続く一方、
- インド
- ASEAN
- 台湾
などのアジア市場には大きな成長余地がある。
経営者は日本の停滞を嘆くのではなく、
「成長する市場とどうつながるか」
を考える必要がある。
自社への活用
1. タイ・ASEANを最優先市場にする
ASEAN圏向けに、
- 日本文化
- 地方移住
- 伝統工芸
- 地域体験
を発信する価値が高まる。
2. インバウンド依存から海外販売へ発展させる
訪日客を待つだけではなく、
海外へ直接販売する越境ECへ発展させる。
3. 台湾市場を研究対象にする
台湾は
- 日本文化への親和性
- 高所得層
- 高い訪日率
を持つ。
ユーザーが考えている
- 移住
- 文化体験
- 地方観光
との相性も良い。
タイだけでなく台湾も重点市場候補になる。