「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日5月16日
理念と経営2026年5月号より
トヨタ自動車株式会社副会長
佐藤恒治(さとう・こうじ)

「こういうときこそ、社長は現場へ行け」
ポイント(要点)
- Toyota Motor Corporationでは、「肩書」ではなく「役割」で仕事をする文化が根付いている。退任後も“おやじ”“番頭”として現場を支えるなど、役割重視の組織運営が特徴。
- 幹部が作業服を着て現場へ行き、現場の人に自然に「ありがとう」を伝える文化がある。現場理解と感謝が日常化している。
- Koji Satoは、燃料電池車の技術を「専門用語」ではなく、「乗り心地」「静かさ」「運転しやすさ」などユーザー体験で説明している。
- 技術優位性だけではなく、「お客様がどう感じるか」を中心にモビリティを考えている。
- 認証問題で悩んだ際、Akio Toyodaから「こういうときこそトップは現場へ行け」と助言を受け、佐藤氏は時間の使い方を変えた。
- トヨタ幹部に共通する行動は「現場へ行く」「現場で考える」「現場の人に感謝する」の3点。
結論
強い企業文化は、理念を掲げるだけではなく、「現場に行く習慣」と「感謝を伝える習慣」によって形成される。
また、技術や商品を語る際も、“性能”ではなく“体験価値”で説明できる企業ほど、お客様との距離が近くなる。
自社への活用
- 現場主義の徹底
賃貸管理・修繕・伝統工芸支援・畑運営など、実際の利用現場を自ら確認し、「机上判断」を減らす。 - “性能説明”から“体験説明”へ変える
例えば賃貸物件なら「ネット無料」ではなく、「在宅ワークが快適」「雨の日でもストレスが少ない」など、利用者体験で伝える。 - 感謝を文化にする
職人、入居者、協力会社、地域住民などへ日常的に「ありがとう」を伝えることで、長期的な信頼関係を築く。