「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日は2月28日

理念と経営2026年2月号より
新連載

東京科学大学
リベラルアーツ研究教育院
講師
栗山直子(くりやまなおこ)

 

 

 TODAY'S
 
なぜ経営者こそ学ぶべきなのk

「認知パイアス」という言葉を聞いたことがあるだろうか。人が物車を判断するときに、無意識の思い込みや偏りによってゆがんだ判断をしてしまう心理的な傾向のことた。私たちはこのバイアスにより、 請った判断をしてしまうことが多い。そこで、本連載では、認知心理学を研究している栗山先生に、「認知バイアス」を味方につける方法をお伺いしていく。
P62抜粋

ポイント

1️⃣ 人は必ず「思い込み」で判断している

  • 認知バイアス=無意識の判断のゆがみ。

  • 自分に都合の良い情報だけを集める傾向。

  • 「俺の勘は当たる」は典型例。

→ 人間の認知は構造的に不完全。


2️⃣ 思考には2つのモードがある

  • 速く直感的な思考(感情・経験ベース)

  • 遅く論理的な思考(熟考・検証)

忙しい経営者ほど直感モードが優位になりやすい。
重要判断でも「なんとなく」で決めてしまう。


3️⃣ 経営者の判断ミスは止まらない

  • 社員のミスは上司が修正できる。

  • 社長の判断ミスは誰も止められない。

  • 「さすが社長」という空気がバイアスを強化。

→ 経営者ほど危険地帯にいる。


4️⃣ 成功体験が罠になる

  • 過去の成功が大きいほど方向転換しにくい。

  • 生存者バイアス(成功例だけを見てしまう)。

  • 非顧客の声を無視する危険。

→ 成功は最大のバイアス源。


5️⃣ 完全には避けられないが「知る」ことで防げる

  • 認知バイアスは消えない。

  • しかし、気づくことはできる。

  • 「本当にそうか?」と立ち止まる習慣が鍵。


結論

✔ 経営者こそ認知バイアスを学ぶべき。
✔ 成功体験と直感は最強の味方であり、最大の敵。
✔ 判断前に「これは思い込みではないか?」と問える人が強い。
✔ 非顧客・失敗事例にこそヒントがある。

知っている経営者は、罠に気づける。
知らない経営者は、罠を正解だと思い込む。


自社への活用(

1️⃣ 投資判断に「逆質問」を入れる

  • なぜ買わない人がいるのか?

  • 想定が外れたら何が起きるか?

  • 反対意見は何か?

を紙に書く。
あなたは投資家でもあるため、特に重要。


2️⃣ 地域事業で「非顧客」を分析する

地域プロジェクトで
「なぜ来ないのか?」を深掘り。

来ている人の声だけで判断しない。
生存者バイアスを避ける。


3️⃣ 自分の成功パターンを疑う時間を持つ


・問題解決型
・対策思考が得意

だからこそ
「今の自分の思考はクセでは?」
と定期的に疑う。

月1回の“逆張り会議”を自分でやる。