「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日2月27日
理念と経営2026年2月号より
一般社団法人ラ・バルカグループ株式会社QUONチョコレート代表

「仕方ない」と最初あら諦めず、やってみよう
全国に四七店、六一拠点を服開するQUONチョコレート(愛知県豊橋市)。ここで働く従業員約八〇〇名の約六割が身体や心や発達に障がいのある人たちだ。夏目代表はこの取り組みを 「社会が成長していくために必要なアクション」と述べる。
P66抜粋
ポイント
1) 「福祉」ではなく「一流ブランド」を目指す
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障がい者雇用を“売り”にしすぎず、まず品質と美しさで勝負。
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「社会的ブランド」と呼ばれることにも距離を置き、あくまで“チョコレートブランド”として成立させる。
2) 低賃金の常識に「仕方ない」で終わらせない
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福祉施設の工賃が月1万円前後という現実に衝撃。
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QUONは作業内容により月5万〜18万円まで支払い、業界常識を更新しようとしている。
3) 失敗から商材と構造を変えた
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先行してパン工房を開業するも、薄利・在庫・人件費負担で失敗。
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チョコレートへ転換:単価が高く、やり直しが効き、工程分解もしやすい=多様な人が力を発揮できる。
4) “人に合わせて仕事をカスタマイズ”する
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機械や工程を個々に合わせて調整し、生産性と誇りを両立。
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得意が違う人に、製造・機械・絵(パッケージ)など役割を割り振る。
5) 地域性と企画力でファンをつくる
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カカオ×日本食材の組み合わせ(納豆など)で独自性を強化。
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おしゃれな店づくりとパッケージで一般市場の支持を獲得。
結論
「特別な奉仕活動」にせず、品質で勝ち、利益を出し、賃金として還元する。
そして、“仕方ない”で終わらせず、仕事を人に合わせて設計し直すことで、多様性は競争力になる──これがQUONのやり方。
自社への活用(3つ)
1) :クレームを“設計課題”として分解する
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作業を工程分解(誰でもできる単位へ)
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得意な人に割り振り(電話が得意、現場が得意、書類が得意)
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手順をテンプレ化
で、品質とスピードが上がります。
QUONの「人に合わせた工程設計」を、管理業務の標準化に転用。
2) :社会性を前面に出しすぎず“作品価値”で勝つ
「支援」「保護」ではなく、まず
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デザイン・物語・完成度
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海外でも通用する“美しさ”
で評価される構図をつくる。
結果として支援になる、という順番にする。
3) 地域戦略:常識を疑い“商材選定”で勝つ
パン→チョコの転換は、理念より先に“構造”を変えた例。
あなたの地域構想でも
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単価
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在庫リスク
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反復可能性
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役割分解のしやすさ
で「続く商材」を選ぶと、地域の雇用や参加の幅が広がります。