「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日は2月3日

理念と経営2026年2月号より
 

産業技術総合研究所 
理事長兼最高執行責任者

石村和彦(いしむらかずひこ)

 

 

 TODAY'S
 
「差別化要素」を強化し連携によって勝ち残れ

ポイント(要点整理)

  • オープンイノベーションは不可避

    • 社会課題は複雑化し、一社単独では解決不能な時代。

    • 企業×企業、企業×大学・研究機関の連携が前提条件。

  • 日本で進まない理由

    1. 自前主義(内向き体質)

    2. 外部連携への投資不足

      • 共同研究費が平均「1件26万円」という象徴的な数字。

      • 現場決裁レベルに留まり、経営戦略になっていない。

  • トップの意思決定が全て

    • 経営トップが関与すると、話が一気に進み大型案件化する。

    • 規模よりも「強みを自覚しているか」が重要。

  • 勝ち残る鍵は「差別化要素」

    • 技術に限らず、製品・サービス・文化・思想も含む。

    • コラボレーションは、その差別化を増幅させる手段

  • ニッチ×深掘りの強さ

    • 豆腐×機械×製法×輸出という垂直統合の例。

    • ニッチゆえに模倣されにくく、世界市場と接続できる。

  • 設計思想=経営思想

    • 「百の理屈より一の実行」

    • 「何とかなるだろう」は必ず破綻する。

    • 思考と実装を分断しない姿勢が重要。


結論

企業が生き残るかどうかは、
「自社の差別化要素を自覚し、それを外とつなげて強化できるか」で決まる。

オープンイノベーションとは
「弱みを補う行為」ではなく、
**「強みを尖らせるための戦略的連携」**である。


自社への活用(具体化)

  • ① 差別化要素の言語化

    • 自社の強みは「技術」ではなく

      • 編集力

      • 物語化

      • 地域資源の翻訳力

      • 実装まで持っていく実行力

    • まずはこれを明文化する。

  • ② 小額でもいいから外部連携を“戦略予算化”

    • 単発コラボではなく

      • 試作

      • 実証

      • コンテンツ化
        までをセットで考える。

  • ③ ニッチを恐れず、深掘りする

    • 伊勢型紙、地域資源、不動産×暮らしなど

    • 「狭いが深い」領域で、他社が真似しにくい構造をつくる。