「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日は1月20日
理念と経営2026年1月号より
「特集2」
株式会社ジュビロ
コーポレート本部 管理部 部長
戸田幸子(とださちこ)

地方のクラブだからこそ、AIを武器にする
アカデミー(専門のコーチの下で小学生から高校年代までのサッカー選手の育成・強化を行う組織)でのサッカー指導にいち早くコーチング AIを取り入れ、実証実験を進めているJリーグクラブが静岡県磐田市にある。業界に先んじた取り組みの“現在地、と、 AIに抱く展望――
P62抜粋
ポイント(何が重要か)
1. 地方クラブだからこそ「AIが武器になる」
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AIを導入しているのは
ジュビロ磐田のアカデミー -
目的は「勝つため」以前に
育成の質を安定させ、再現性を高めること -
人・資金が潤沢でない地方クラブほど
知恵と仕組みで差をつける必要がある
2. 課題は「データはあるが、知が残らない」
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選手データ・指導データは大量に存在
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しかし
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監督・コーチは基本的に短期契約
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ノウハウが個人に属し、クラブに蓄積されない
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これはスポーツに限らず
地方企業・中小組織すべてに共通する構造的課題
3. AIの役割は「正解を出すこと」ではない
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コーチングAIは
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練習テーマ
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強化ポイント
を入力すると、練習メニュー案を複数提示
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最大の価値は
自分では思いつかない視点を与えること -
使うかどうか、どう使うかは
最終的に人間が決める
4. 人間の役割は「現場と創造性」
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AIは
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分析
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パターン提示
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リスク回避
が得意
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一方で
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不確実性
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現場の空気
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選手の感情
は人間の領域
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AI×人間の棲み分けが明確
5. 若手育成ツールとしてのAI
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若いコーチほどAIに関心を持ち、改善案も出てくる
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経験不足を
AIが補助輪のように支える -
ベテランには強制しない
→ 価値観を尊重しつつ、協力を仰ぐ姿勢
6. 地域共創への拡張構想
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将来的には
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学校部活
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地域指導者
との連携も視野
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AIツールを
地域の育成基盤として共有する構想 -
クラブ単体ではなく
地域全体で人材を育てる発想
結論(本質)
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AIは
指導者や人間を置き換えるものではない -
本質は
「暗黙知を形式知に変え、次世代へ渡すこと」 -
地方組織が生き残る鍵は
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個人技 → 仕組み
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属人化 → 継承可能な知
への転換
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AIはそのための
知のインフラ
自社への活用(どう応用するか)
1. 「職人・ベテランの知」をAIで残す
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指導・判断・経験を
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マニュアル
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判断パターン
としてAIに蓄積
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人が辞めても、知は残る
2. AIは“答え”ではなく“発想装置”
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AIの提案は
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そのまま使わない
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叩き台として使う
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人の創造性を
刺激するための道具として位置づける
3. 若手育成の「補助輪」にAIを使う
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経験不足を責めない
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AIを使って
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考える回数
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試行錯誤の質
を増やす
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育成スピードを底上げ