「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日は1月6日
理念と経営2026年1月号より
「特集1」
松下電器産業株式会社
第四代社長
谷井昭雄(たにい・あきお)

「感謝と怖さ」を自覚し、素直な心を持ちなさい
松下電器産業(現パナソニック ホールディングス)の第四代社長を務めた谷井氏は、創業者である松下幸之助氏から直接薫陶を受けた一人だ。「経営の神様」から得た学びについてお聞きした。 取材・文中山秀樹影丸川博
P20抜粋
ポイント
① 経営の原点は「感謝と怖さ」の自覚
松下電器産業(現 パナソニック ホールディングス)第四代社長の
谷井昭雄 氏が、創業者 松下幸之助 から学んだ最も重要な教えが
「感謝と怖さを知れ」 という言葉。
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事業は自分たちの力だけで成り立っているのではない
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社会に受け入れられて初めて存続できる
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社会の目は常にあるという「怖さ」を忘れた瞬間、企業は衰退する
② 企業は私的存在であっても、社会的責任を負う
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規模の大小に関係なく、企業は社会に貢献する責任がある
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利益追求だけに傾けば、評価は必ず失われる
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経営者は「社会に生かされている立場」であることを自覚すべき
👉 企業の存在意義は、社会貢献の上にある
③ 人を生かす経営は「姿勢」で示す
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人を大切にしろと「言う」のではなく、自ら「やる」
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創業者は子会社や技術者を奪わず、敬意と感謝をもって扱った
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細やかな気遣いが、組織全体の信頼と結束を生む
👉 人は命令では動かず、姿勢に動かされる
④ リーダーに必要なのは「素直な心」
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間違えたら、素直に謝る
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正しく物を見るために、先入観を捨てる
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素直さは弱さではなく、判断力と強さの源
👉 素直な心が、人を強く正しく聡明にする
結論
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経営者の根幹に必要なのは、
感謝・畏れ・素直さ -
企業は社会に生かされている存在であり、
その自覚を失った瞬間に道を誤る -
人を生かす経営は、
経営者自身の姿勢から始まる
👉 経営とは、技術や戦略以前に「人としてのあり方」である
自社への活用
① 経営判断の軸に「社会」を置く
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その判断は社会に受け入れられるか
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独りよがりになっていないか
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「怖さ」を忘れていないか
② 組織マネジメント
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人を評価する前に、敬意と感謝を示す
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パートナー・協力会社を対等な存在として扱う
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小さな配慮を軽視しない
③ トップの姿勢づくり
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間違いを認め、素直に修正する
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「人を大切にする経営」を言葉ではなく行動で示す
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自分がどう見られているかを常に意識する