「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日は10月10日
理念と経営2025年10月号より
「特集」
株式会社モスフードサービス
代表取締役社長
中村栄輔(なかむらえいすけ)

「モスの心」を大切にし、戦略や教育の仕組みを強化
1972年3月1日に、2.8坪の店からスタートしたモスバーガーは現在、国内外にグループ合計で1750店以上を展開している。
その土台には創業者のハートがある。現在の中村社長はその心をどう受け継いでいるのか?
P26抜粋
ポイント(要旨)
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現場起点の学習:法務出身→経営用語が分からず夜間大学院で基礎を体系化。以後、意思決定の“共通言語”を獲得。
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創業理念の再編集:「MOS=Mountain/Ocean/Sun」を再定義し「モスの心」として言語化・日次で内省(創業者語録×日めくり)。
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戦略×人事は両輪:制度刷新(評価・教育)、キャリアデザインガイドブックで期待役割と成長経路を可視化。
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組織のフラット化:取締役会の肩書ヒエラルキーを外し、発言の質と責任の明確化を同時に実装。
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オペの標準化→知恵に時間配分:マニュアル化で効率化し、創造・改善に工数を移す。
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現場の本音を拾う:会議後の非公式対話まで含めて情報を取得。
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地域・限定の打ち手:名物の再販(ピザドッグ)やご当地商品など“ローカル×復刻”がヒット。
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「選ばれ続ける」基準:お客様から愛される状態の持続を、社長の使命としてバトン継承。
結論
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理念は“毎日使うOS”に落とすと効く(語るだけでなく、制度・儀式・評価に埋め込む)。
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オペ標準化→学習・創造の時間創出が成長の条件。
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現場の声×限定性×復刻資産は強い武器。
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人事(育成・配置・評価)を戦略と同格に扱うことが、持続的に“選ばれる”近道。
自社への活用(水平思考 × 量子思考)
A. 価値観のOS化(毎日使う仕組み)
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/・・・・/・・・・の心”を1枚化(Mountain=気高さ/Ocean=多言語包摂/Sun=仕掛ける情熱)。
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朝礼30秒の“日めくり”を導入:理念一文+本日の振る舞い1つ(例:先約最優先・5S1個)。
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評価連動:行動評価に“理念適合”の観察項目を加点。
B. 人事×戦略の同時刷新
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キャリアデザイン小冊子(全職能の期待役割・昇格条件・習得ロードマップ)。
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取締役・運営会議は役職略称廃止+ファシリ交代制でフラット化。
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KPI:1on1実施率、育成面談満足度、内製昇格比率、提案→実装率。
C. オペの標準化→知恵の時間
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体験運営・受注・多言語対応を標準SOP化し、改善アイデアに週1ブロック(60分)確保。
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KPI:平均対応時間↓、クレーム率↓、“改善アイデア採択数/月”↑。
D. 現場の声を掘る“週報+非公式”
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実名週報(150字)+「会議後の5分立ち話」を記録するAfter-Talk Log。
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トップは月1で称賛コメント、横連携は週報委員がマッチング。
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KPI:週報投稿率90%、マッチング成立数、案件化率。
E. ローカル×復刻×限定の並行実験(量子)
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実験A:復刻—過去人気柄・器・パッケージの“今版”。
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実験B:ご当地—鈴鹿限定(サーキット×・・・×・・・)SKU。
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実験C:非公式対話—体験後の“お茶会5分”で本音収集→翌週に即改良。
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30/60/90日でCVR・客単価・UGCを測定し、勝ち筋へ人員40→70%集中。
F. 顧客に“選ばれ続ける”指標の設計
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主KPI:NPS/指名検索数/再購入率/紹介比率。
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従KPI:売上・粗利・在庫回転(主KPIを損なわない範囲で最適化)。