「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日6月19日

 

理念と経営2025年6月号より

 

サントリーホールディングス株式会社

代表取締役会長 

 佐治信忠

 

 TODAY'S
 

 

ポイント

  1. 資本主義の原点への回帰が求められている
     「暴走する資本主義」ではなく、「道理に適った資本主義」=『論語と算盤』的な経営が再評価されている。

  2. 渋沢栄一の思想は「価値と利益の両立」
     儲けることを否定せず、それを「公益」と両立させるために、倫理と経済の両輪で経営を進めることの重要性が語られた。

  3. 「思想」が先、「仕組み」は後
     齋藤孝氏の主張により、「目的なきDX」や「形式主義のSDGs」への警鐘。企業にまず必要なのは、思想=軸である。

  4. 教育の再定義としての『論語と算盤』
     リベラルアーツや経営倫理において、『論語と算盤』が示す「誠実さ」「人を想う心」「公共性」が、現代教育にも必要。


☑結論

いま求められるのは、「道理に則った王道の経営」──企業の原点回帰。
単なる利益追求でも、形式的な社会貢献でもなく、経済と倫理のバランスを取る「志のある資本主義」が、これからの競争力の源泉になる。


☑自社への活用

✴️活用方法①:自社理念と行動の整合性チェック

 経営判断、事業開発、社員教育において、「公共性との両立」「本当に社会の役に立つか?」という問いを立てる文化を育てる。たとえば、商品・サービス企画時に「このアイデアは社会にどう役立つか?」を問うチェックリストを導入。

✴️活用方法②:『論語と算盤』の再編集コンテンツ発信

 経営者・リーダー向けのSNSコンテンツとして、「現代語訳 論語と算盤 × 事業実例シリーズ」を開始し、ブランドの哲学的深みを伝える。これはファン層の教育と信頼醸成にも有効。

✴️活用方法③:外国人観光客向け「渋沢栄一×地域哲学」体験

 伊勢型紙や陶芸体験などの文化コンテンツに、渋沢の教えを絡めた「道理ある経営と美意識の関係」などのミニ講義を付加。商品や体験の価値に「思想」を加え、他社と差別化する。