「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日は9月29日

理念と経営2024年10月号より
「巻頭対談」より

 

 TODAY'S
 
安住から脱却し
変革の力で世界へ

国内米菓のリーディングカンパニーが、 グローバル化を加速させるべく大改革を行っている。 陣頭指揮を執るのは、研究者としての顔も併せ持つ ジュネジャ・レカ・ラジュ会長。 異色の経営者が描く 「グローバル・ナンバーワン」へのロードマップとは――。

P07抜粋

 

ポイント:

  1. 研究者から経営者への転身

    • インド出身のジュネジャ・レカ・ラジュ氏は、1984年に研究者として来日。
    • 太陽化学で研究開発だけでなく、マーケティングや営業、生産まで手掛け、経営者へと転身。
    • 亀田製菓の「柿の種」が大好きで、同社のCEOに就任。
  2. 亀田製菓のグローバル化推進

    • 国内米菓市場のリーディングカンパニーとして、グローバル化を加速。
    • 世界に通用するイノベーションの種が社内に多く存在するが、海外展開が十分でないと指摘。
    • 「Rice Innovation Company」として、米を素材にニッチな分野でグローバル・ナンバーワンを目指す。
  3. 組織改革と企業文化の変革

    • 部門横断組織「GRIC(グローバル・ライスイノベーションセンター)」を設立し、海外と国内の連携を強化。
    • 社員のマインドセットを変え、挑戦する企業文化を醸成。
    • トップキャラバンを通じて社員との直接対話を重視し、「夢と笑いのある会社」を目指す。
  4. 健康と環境への貢献

    • 米粉パンや代替肉製品、植物性乳酸菌など、健康志向の商品開発を推進。
    • 「Better For You」というパーパスを掲げ、世界の人々の健康と幸せに貢献。
  5. 挑戦と失敗を恐れない姿勢

    • コンフォートゾーンから抜け出し、プラス思考でリスクを取ることの重要性を強調。
    • 失敗を恐れず挑戦する企業文化を育てることで、社員が生き生きと働く環境を創出。
  6. 中小企業へのメッセージ

    • 中小企業こそ、自社のコア・コンピタンスを強化し、グローバル市場に挑戦すべき。
    • 社員とのコミュニケーションを深め、夢と笑いのある会社づくりを推進。

結論:

ジュネジャ・レカ・ラジュ氏は、亀田製菓の持つ技術力と開発力を最大限に活かし、グローバル市場での成長を目指しています。組織改革と企業文化の変革を通じて、社員のマインドセットを変え、挑戦する企業文化を醸成しています。健康と環境への貢献を軸に、世界の人々に価値ある商品を提供することで、「Rice Innovation Company」としての地位を確立しようとしています。この取り組みは、日本企業や中小企業にとっても大きな示唆を与えるものです。