「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日は9月3日

理念と経営2024年9月号より
「特集1」

株株式会社ファーストインターナショナル

代表取締役

 桜庭雅紀(さくらばまさき)
 

 

 TODAY'S
 
海外に販路を
広げたい地元企業の
「良き相談相手」

自社の商品を輸出したいと思ったとき、大手商社を通すのはどことなく気が重い。
 その際、救世主となる「地域密着型の商社」が青森県八戸市にある。

P24抜粋

 

ポイント

  1. 地域密着型の商社としての役割: ファーストインターナショナルは、地元企業と直接的な関係を築き、迅速で柔軟な対応を可能にする地域密着型の商社である。これにより、青森県の特産品の輸出入を通じて地元企業の「良き相談相手」として信頼を得ている。

  2. 海外販路拡大の背景: 同社が国際的な取引を拡大できた背景には、八戸港の国際コンテナ航路開設やWTO加盟による輸出規制の緩和などがあり、特にリンゴやナガイモなどの青森県産品が評価されている。

  3. 地域経済と若者への貢献: 地元の若者が海外に挑戦する機会を提供し、地域産業の活性化に寄与している。地域と世界をつなげる役割を果たすことで、地方都市の課題解決に向けた努力を続けている。

  4. 取引の信頼性と柔軟性の強化: アジア市場での取引における商習慣の違いにも対応し、地道な努力と信頼関係の構築を行ってきたことが、成功の要因となっている。

感想

ファーストインターナショナルの事例は、地域密着型の商社がどのようにして地元企業と強い関係を築き、グローバル市場で成功を収めるかを示す好例です。大手商社が取り扱わない小ロット取引や迅速な対応力は、地方企業にとって非常に価値が高いと感じます。また、地元の若者に対してグローバルな活躍の場を提供することで、地方都市の活性化にも寄与している点が素晴らしいです。地域に根ざした中小企業の可能性を広げるためには、このようなフットワークの軽さと信頼性の高さが重要であり、他の地域企業にも参考になるモデルだと言えるでしょう。