「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日6月19日

 

理念と経営2024年6月号より

 

 

 TODAY'S
 
邦道(くにみち)有るに、貧(まず)しくして且(か)つ
賤(いや)しきは恥(はじ)なり。邦道無きに、
富(と)み且つ貴(たっと)きは恥なり。

 

 

 

『論語から学ぶ、現代経営の智慧』

 

1. 孔子の教えと経営の原則

  • 謙遜と学び続ける姿勢: 孔子は「篤く信じて学問を好む」と述べ、常に学び続ける姿勢を強調しています。これを経営にも適用し、常に新しい知識を学び、傲慢にならないことが重要です。
  • 礼節と慎重な行動: 危険な場所や乱れた場所には入らないという孔子の教えは、経営判断においても慎重であることを意味します。リスクを適切に評価し、安全で安定した経営を目指すべきです。

2. 経営者の信念と信仰

  • 篤信と確信: 経営者は強い信念と確信を持つことが必要です。これが人々を動かし、組織を強固にします。孔子の「篤信」と同様に、経営者も信念を持って行動することが求められます。
  • 精神的な支え: マザー・テレサのように、経営者も自らの信念や精神的な支えを持つことが重要です。これは困難な状況でも自分を保ち、他者に対しても慈愛を持って接する力となります。

3. 修養と倫理

  • 逆境における修養: 不景気や困難な時期でも、経営者は常に自己修養を怠らず、自分の利益だけを追求しない姿勢を保つことが重要です。これにより、企業全体が持続的に成長します。
  • 社会貢献と倫理: 経営者は自らの利益だけでなく、社会全体の利益を考える倫理観を持つべきです。孔子の教えは、自己利益を超えて公共の善を目指すことを強調しています。

4. 学びと実践のバランス

  • 学び続ける重要性: 経営者は、時代の変化に対応するために常に学び続けることが必要です。孔子の「学んで厭わず」の精神を持ち、継続的な学習を怠らないことが重要です。
  • 実践を通じた学び: 単なる学問の習得ではなく、実際の業務を通じて学ぶ姿勢が大切です。仕事を通じて道を体験し、経営の中で学んだことを実践することが求められます。

結論

孔子の教えは、現代の経営においても多くの示唆を与えてくれます。経営者としての信念、謙遜、継続的な学習、そして社会全体の利益を考える倫理観を持つことが、企業の持続的な成功に繋がります。これらの原則を日々の経営に取り入れ、企業の成長と発展を目指しましょう。変化の激しい時代には、経営者も常にバージョンアップが必要です。