「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日6月17日

 

理念と経営2024年6月号より

 

 

 TODAY'S
 
人間的成長なくして
技術的進歩なし

 

 

 

野村克也に学ぶリーダーシップと仕事術

1. 人間的成長なくして技術的進歩なし

  • ポイント:
    • 野村克也の哲学は「人間的成長なくして技術的進歩なし」である。
    • 技術の向上は人間としての成長が伴わなければならない。
  • 気づき:
    • 企業経営や仕事においても、この哲学は適用される。
    • 人間的成長が欠けていると、技術の進歩は一時的なもので終わり、ブレやすい。

2. 長期的な視点

  • ポイント:
    • 野村は選手としても監督としても長期的な視点を持って取り組んできた。
    • 引退後の生活を見据え、選手に対して人間的成長を促す姿勢を持っていた。
  • 気づき:
    • リーダーとして、部下やチームメンバーの長期的な成長とキャリアを考慮することが重要。
    • 短期的な成果だけでなく、長期的な視野を持つことが組織の安定と成長に繋がる。

3. チームプレーと秩序

  • ポイント:
    • 団体競技である野球において、個人の勝手な行動はチームの勝利につながらない。
    • チームプレーの精神が必要であり、そこには秩序とルールが不可欠。
  • 気づき:
    • すべての組織においても同様であり、組織が一丸となって目標に向かうためには最低限の秩序やルールが必要。
    • 組織内の規律が乱れると、良い仕事はできない。

4. 和と礼のバランス

  • ポイント:
    • 野村の哲学は『論語』の「和を知りて和すれどもを以て之を癒せざれば、赤行うべからざるなり」に通じる。
    • 「和」はチームプレー、「禮」は秩序やルールに相当する。
  • 気づき:
    • 和を大切にする一方で、秩序やルールも重視するバランスが必要。
    • 個性を失わずにチームの調和を図ることが、組織の成功につながる。

5. 精神力と自己研鑽

  • ポイント:
    • 野村は精神力が高く、常に自己研鑽に努めていた。
    • シャイな性格でありながらも、試合にフルに取り組んできた。
  • 気づき:
    • リーダーとして、自身の精神力と学び続ける姿勢が求められる。
    • 部下やチームメンバーにも自己研鑽の重要性を伝え、促すことが大切。

結論

野村克也のリーダーシップ哲学は、企業経営や組織運営においても非常に有益である。人間的成長、長期的な視点、チームプレーと秩序のバランス、そして精神力と自己研鑽を重視することで、強固な組織を築き上げることができる。