「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日6月12日

 

理念と経営2024年6月号より

 

代表取締役
髙田尚志(たかたなおし)
 

 

 

 

 TODAY'S
 
選べる畳縁が開く、
畳業界の新たな扉

 

畳の部材である「畳縁」を、"商品"として世に送り出した髙田織物(岡山県倉敷市)。
六代目の髙田尚志さんが進める、「畳縁をポップカルチャーにする」取り組みとは?

P44抜粋

 

高田織物株式会社の挑戦

  1. 新たなビジョン:

    • 畳の部材だった畳縁を単体の商品としてポップカルチャー化。
    • 伝統文化を守るだけでなく、新しい価値を創造。
  2. 多彩な畳縁の開発と販売:

    • 多彩な色や柄の畳縁を製造。
    • 直営店「FLAT」とECサイトで販売し、顧客からのフィードバックを商品開発に活用。
  3. 業界の壁を乗り越える:

    • 畳縁を選ぶという新しいコンセプトを広める。
    • ハウスメーカーや工務店にカタログを送付し、畳縁の選択肢を提示。
  4. ハンドメイド素材としての畳縁:

    • 畳縁をハンドメイド素材として販売し、多くの手芸愛好家に支持される。
    • SNSでの広がりも大きな役割を果たす。
  5. 働きやすい職場環境の整備:

    • 残業ゼロ、有給休暇の最短一時間からの取得を導入。
    • 定年を70歳まで引き上げ、社員の家庭と仕事の両立をサポート。
  6. サステナブルな取り組み:

    • 畳縁のある畳は再利用が可能で、サステナブルな建築資材として見直されている。

まとめ

高田織物株式会社は、畳の部材である畳縁を単体の商品としてポップカルチャー化することで、新たな市場を開拓しています。直営店「FLAT」で多彩な畳縁を販売し、顧客のフィードバックを活かして商品開発を進めています。さらに、働きやすい職場環境の整備やサステナブルな取り組みを通じて、社員の生活を支えながら、伝統文化を新しい形で広めています。

「会社のために社員がいるのではなく、社員のために会社がある」という方針を明確にし、サステナブルな取り組みを通じて環境にも配慮しています。この考えは、一定のシェアを確保しながら「社会に必要とされるものを正しく届ける」というバリューに合致したもので両立させる必要があるでしょう