「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日は6月7日
理念と経営2024年6月号より
「特集2」
株式会社東光舎
代表取締役
井上研司（いのうえけんじ）
好機を逃さない行動力と
臨機応変の対応力こそ
東光舎が手がける理美容ハサミ「JOEWELL（ジョーウェル）」は、1970年代に
海外販売をスタートし、いまやその輸出先は50カ国に上る。
国境を越え、多くのプロユーザーから愛される世界ブランドの地位をいかにして築いたのか。
P58抜粋
東光舎の歴史と事業内容
- 設立: 1917年
- 事業内容: 理美容用およびペット用ハサミの開発・製造
- ブランド: JOEWELL (ジョーウェル)
グローバルブランドへの成長
- 1970年代に海外進出: イギリスのヘア・アーティスト、ヴィダル・サスーン氏の影響で、丈夫で小回りの利くハサミを開発。
- 初の海外進出: ロンドンの美容専門学校で日本人学生が使用し、口コミで評判に。
海外市場への対応と課題
- 対応力: 臨機応変に対応し、アメリカとヨーロッパに支社と代理店を設立。
- 品質管理の課題: 海外業務の忙しさで一時品質が不安定になったが、対応を行い品質を向上。
経済危機とその克服
- リーマン・ショック: 需要減少と円高で海外売上が減少。経営状態が悪化。
- 戦略的対応: 地域ごとのカスタマイズで価格を上げ、付加価値を高める戦略が成功。
リスク管理と多角化
- リスク回避: 為替変動のリスクに対応するために受注条件を調整。
- 市場多角化: ペット用ハサミの開発など国内市場の強化も実施。
文化とコミュニケーション
- 英語教育: 英語は専務だけが必要。職人は現地での作業において言葉の壁は問題にならず、コミュニケーション重視。
- 市場のニーズに迅速に対応: 新しいトレンドや市場のニーズに対して迅速に対応することがブランド成功の鍵。
- グローバル展開の柔軟性: 海外市場での成功は柔軟な対応と現地のニーズへの適応が不可欠。
- 品質と付加価値の重要性: 高品質の維持と製品の付加価値を高める戦略が市場競争力を向上させる。
- リスク管理の徹底: 為替変動や経済危機に対するリスク管理が重要。
- 文化的な理解とコミュニケーション: 異文化理解とコミュニケーション能力が国際ビジネスの成功に寄与。