「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」
のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう
本日は5月30日
理念と経営2024年6月号より
「特集1」
文学堂美容室
店主 生田目 泰孝(たまため やすたか)
![TODAY'S](https://stat100.ameba.jp/ameblo/entry_designs/v1/sources/assets/limited023_heading.png)
唯一無二の
読書空間で
髪と心をデザインする
個性の街"シモキタ"に
ユニークなコンセプトで注目される美容室がある。
趣味と仕事を掛け合わせるーーー。
無欲なアイデアが起こした化学反応は
読書好きの心をつかんで離さない。
P28抜粋
文学堂美容室retriの経営者が語る成功の秘訣
文学堂美容室retriの経営者、生田目泰孝さんが提供するユニークな美容体験が、多くの読書好きのお客様を魅了しています。以下に、彼の経営哲学と成功のポイントをまとめました。
1. ニッチな市場を狙う勇気
生田目さんは「読書」をテーマにした美容室という独自のコンセプトを持っています。このアイデアは偶然生まれたものですが、そのユニークさが大きな魅力となり、多くの読書好きのお客様を引き寄せています。
2. 趣味と仕事の融合
生田目さん自身が読書好きであることが、このコンセプトの成功の鍵です。彼は趣味を仕事に取り入れることで、自然体で楽しく経営を続けられています。好きなことを仕事にすることで、顧客とのコミュニケーションもスムーズに行えます。
3. SNSを活用した情報発信
開業当初は客足が伸びなかったものの、SNS(特にTwitter)での発信に力を入れることで徐々に顧客が増えていきました。SNS上では美容室の一般的な投稿ではなく、本に関連するコンテンツを中心に発信することで、読書好きのフォロワーを増やしました。
4. 独自のサービスと空間作り
店内には約2000冊の書籍が並び、顧客はカットの間に好きな本を手に取って読むことができます。カット後に本を借りて帰ることもできるため、再来店のきっかけにもなります。このようなサービスが、他の美容室との差別化につながっています。
5. 初期投資の工夫と地域選び
開業資金を抑えるために、下北沢で運良く居抜き物件を見つけたことも成功の一因です。文化的な街である下北沢は、独自のコンセプトを持つ店にとって理想的な場所でした。
6. 顧客とのコミュニケーションの工夫
共通の趣味である読書があることで、顧客との会話が弾みやすくなりました。これにより、顧客との関係が深まり、書籍の寄贈や紹介依頼といった新しいチャンスが生まれました。
7. 自己満足から生まれるアイデア
生田目さんは「自分のために作った」と語りますが、この自己満足が逆に多くの共感を呼び、顧客を引きつける要因となっています。彼の読書愛が、美容室の成功に大きく寄与しています。
結論
生田目泰孝さんが経営する文学堂美容室retriは、読書好きのためのユニークな美容室です。彼は読書という趣味を美容室に取り入れ、SNSを活用し情報発信することで多くの読書好き顧客を引き込みました。得意分野を活かし、自分の土俵を選ぶことが成功の鍵です。