「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日5月14日

 

理念と経営2024年5月号より

 

箕面・学問の道「時習堂」

館長

北山 顕一

 

 

 TODAY'S
 
一燈照隅(いっとうしょうぐう)

 

リーダーシップとは、影響力を持ち、持続可能な変化を生み出す能力です。このブログでは、リーダーにとっての継続の重要性と、自己の行動が如何にして周囲に波及効果を持つかについて考察します。

1. 一燈照隅(いっとうしょうぐう)

この四字熟語は、「一つの灯りで世の片隅を照らし、皆がそうすることで国中を明るく照らそう」という意味を持ちます。リーダーとしての役割は、たとえ小さな行動でも、それが集積されることで大きな変化を生み出すことができるという教訓です。自らが変化の一部となり、その光を周囲に広げることの重要性を示しています。

2. 持続の力

「傷よく水を回す」という表現は、一見動かないように見える水でも、継続してかき混ぜることでやがて大きな流れを作り出すことができると教えています。リーダーにとって、この話は「継続は力なり」と同様、小さな一貫した努力が結果的に大きな影響を及ぼすことを示しています。

3. リンカーンの教訓

アメリカ第16代大統領であるエイブラハム・リンカーンは、「私がこの世に住んだが故に、少しだけ世の中が良くなったということが認められるまで生きていたい」と述べています。リーダーにとって、自己の行動が世界に与える影響を意識し、積極的に改善に貢献することの価値を強調しています。

 

これらの教訓は、リーダーが自分自身の小さな光をどのようにして大きな灯りへと変えるかについての洞察を提供します。一人一人の努力が集まることで、組織や社会全体を照らすことができるのです。そして、その過程での継続的な努力が、最終的には大きな成果を生むことを忘れてはなりません。各リーダーがその一燈を持ち、持続的に努力を続けることが、真の変革を生む鍵となります。