「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日は4月3日

理念と経営2024年号より

有限会社BIOTOPE
代表取締役
佐宗 邦威(さそう くにたけ)

 

 TODAY'S
 
なぜ今、中小企業に
経営理念が大切なのか?


会社における「経営理念」が果たす役割とは何か。

その役割は今、どう変化しているのか。

「経営理念2.0」(ダイヤモンド社)の著者で、企業理念策定・活用支援の豊富な実績を持つ佐宗さんに聞いた

P22抜粋

 

中小企業の経営者の皆様へ、

今日、私たちはビジネス環境の急速な変化と、若い労働力の価値観の変遷の中で企業を運営しています。若年層の労働者は単に高い給料を求めるだけでなく、「意義のある仕事」を求める傾向が強まっています。これは中小企業にとって、大企業に対抗する際の隠れた武器となり得ます。佐宗邦威氏の示唆に富む見解を基に、経営理念が中途採用における強力なPRツールとなる理由を探ります。

経営理念とは何か? 経営理念は、企業の根本的な信念や価値観を明文化したものです。これは企業が目指す方向性を示し、従業員にとっての行動指針を提供します。佐宗氏によると、経営理念はただの言葉ではなく、「魂」を込めて策定する必要があります。これは企業文化を形成し、外部に対しても企業の価値を伝える手段となります。

中途採用における経営理念の役割 経営理念は中途採用において、特に意義を求める若手層に対して、強力なメッセージを発信します。例えば、星野リゾートは「日本の観光をヤバくする」という大胆なミッションで優秀な人材を惹きつけました。中小企業も同様に、強力な経営理念を通じて、自社が社会にどのような価値を提供しようとしているのかを明確にすることで、意義ある仕事を求める人材を惹きつけることができます。

経営理念の明確化と浸透 経営理念を効果的に中途採用のPRに活用するためには、まずその理念を明確にし、社内外に浸透させることが不可欠です。これには、「物語」として経営理念を語ることが鍵を握ります。経営者やリーダーが自身の言葉で、企業の起源、目的、未来へのビジョンを語ることで、理念に対する深い理解と共感を促すことができます。
 


 中小企業における経営理念の策定とそのPR活用は、今日の変化する労働市場において競争力を保つための重要な戦略です。理念を通じて企業文化を育むことで、意義を求める優秀な若者を惹きつけ、長期的な企業成長に寄与します。経営理念は単なるスローガンではなく、企業の魂を表すものとして、策定から浸透まで真剣に取り組むべきです。