「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日は3月28日

理念と経営2024年4月号より
伊藤忠商事名誉理事
グローバルビジネス学会名誉会長
福井県立大学客員教授
丹羽宇一郎

 

 TODAY'S
 
損得勘定だけではない
判断基準を持て


目先の利益だけを追い求めていても、決して良い仕事をしているとはいえない。
損得を超えた「本当の仕事」とは。

P16抜粋

 

ポイント

  • 損得を超えた「本当の仕事」の重要性:目先の利益追求ではなく、売買だけでなく「心」を大切にすることが重要。
  • 人生や仕事の意義の忘却リスク:効率性の追求が行き過ぎると、人生や仕事の本質的な意義や喜びを忘れてしまうリスクがある。
  • 「第三の力」の重要性:商取引は売りと買いだけでなく、精神的なものや社会全体への恩恵も重要とする伊藤忠兵衛の考え。
  • 中小企業の理念の重要性:経済的な利益だけでなく、社会への貢献や仕事のやりがいを重視する理念が中小企業には特に重要。

 

経営においては単純な損得勘定だけではなく、人間性や社会への貢献といったより深い価値を重視するべきだと説いています。経営者や企業が追求すべきは、単なる短期的な利益ではなく、社会に対してポジティブな影響を与えることであり、これが長期的な成功に繋がると論じています。

  • 効率性と人間性のバランス:現代社会において効率性が重視されがちですが、本文は人間性や「心」の重要性を再考させます。効率だけでなく、そのプロセスや結果が人や社会にどのような影響を与えるかを考慮することの大切さを思い出させてくれます。
  • 経営の深い理念:経営において成功を収めるためには、利益を超えた目的を持つことが重要であるという考え方は、特に中小企業において強調されるべき点です。社会全体への貢献や社員の満足度など、金銭的な利益だけでは計れない価値が、企業の持続可能な成長に不可欠であることを示しています。
  • 社会との関係性:経営者や企業が社会とどのような関係を築くかが、その企業の成功に大きく影響するという視点は、現代のビジネスにおいてますます重要になっています。社会への貢献という観点から経営戦略を考えることで、より広い意味での成功を目指すべきであるとの示唆が得られます。