「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日は3月3日

理念と経営2024年3月号より
静岡県立大学経営情報学部教授
岩﨑 邦彦
 

 

 

 TODAY'S
 
シンプルであるほど、強くなる

 

「多種多様な商品」「豊富な機能」が選ばれない理由になっている
こうした時代に有効な「引き算の経営戦略」のポイントを、岩崎邦彦教授に聞いた

P25 抜粋

要約

  • 時代の変化と消費者の嗜好: 現代の消費者はシンプルで使いやすい製品を好む。多機能製品はしばしば「使いにくい」「高価」と感じられる。
  • 「引き算の経営戦略」の重要性: 成熟経済においては、シンプルさが重要。Appleや無印良品のような企業は、シンプルなデザインと機能に徹して成功している。
  • 企業の強みの特定: 強みを伸ばすためには、顧客にとっての価値、独自性、専門性が重要。自社の強みを明確にして、それを基に価値提供を行う。
  • 成功する企業の特徴: 引き算に成功する企業は、明確な「軸」と「土台」を持ち、独自の「知恵」で価値を提供する。
  • 実践例: 高糖度トマト「アメーラ」は、独自の栽培方法とシンプルなブランド戦略で、競争の激しい市場で成功を収めている。

気づき

  • シンプルさの力: 現代の市場においては、シンプルさが大きな力を持っている。これは、消費者が情報過多の中で選択肢を簡単にしたいという願望から来ている。
  • 顧客の価値観を理解する: 企業は自社の製品やサービスが顧客にとってどのような価値を持つのかを深く理解する必要がある。顧客の価値観を基にした製品開発が成功の鍵。
  • 独自性と専門性: 競争が激しい市場においては、独自性と専門性が企業の生存を確保する。これらは、他社との差別化を生み出し、顧客にとっての選択理由となる。
  • 組織全体の理念共有: 引き算の経営戦略を成功させるためには、企業内での理念の共有が重要。組織全体で価値観を共有し、一貫した方向性を持つことで、より強固なブランドを築くことができる。

シンプルさを追求し、顧客の真のニーズに応える製品やサービスの提供を心がけることで、競争の激しい市場での成功が期待できるでしょう。また、企業の独自性と専門性を明確にし、これらを基にした価値提供を行うことが、長期的な成功への鍵となります。

だから買うという本質をしっかりと磨き上げること