「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日は2月27日

理念と経営2024年2月号より
諏訪中央病院名誉院長
鎌田實
 

 

 

 TODAY'S
 
鎌田流健康術: 経営者のための脳と心を養う食事指南

 

 

 

経済環境の厳しさの中で、経営者やビジネスパーソンが健康を維持し、活力を保つための鎌田實氏の食事術について紹介されています。物価の高騰とGDPの成長率の伸び悩みの現状を踏まえ、人間が持つべき「非認知能力」の重要性と、その非認知能力を支える脳や心の健康を維持するための食事のポイントが説明されています。

要約

  • 非認知能力の重要性: 近年、決断力、やり抜く力、コミュニケーション能力などの非認知能力がビジネスにおいて重視されています。
  • 食事による健康維持: 脳や心の健康を維持するために、DHAやEPAが豊富な青魚、オメガ3系脂肪酸を含むナッツや植物油、大豆製品、抗酸化物質が豊富な野菜やベリー類を積極的に取り入れることが推奨されています。
  • 挑戦する意欲を養う: チャレンジングホルモンであるテストステロンを増やすために、鶏むね肉や牡蠣などの食材がおすすめされています。

     

脳の健康に良い食品

  • 青魚:DHAやEPAが豊富で、酸化ストレスや炎症を減らし、脳の健康をサポートします。
  • ナッツ、えごま油、アマニ油:オメガ3系脂肪酸のαリノレン酸が含まれており、脳の神経伝達を改善し、脳の働きを高めます。
  • 大豆製品(納豆、豆腐、高野豆腐):大豆レシチンが記憶力や集中力を高めるほか、レジスタントプロテインが血糖値やコレステロールを下げる効果が期待できます。
  • ブルーベリーやラズベリー:抗酸化物質が豊富で、記憶力低下を防ぎます。

テストステロンを増やし、挑戦する意欲を養う食品

  • 鶏むね肉:BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)が豊富で、筋肉の成長と維持に役立ちます。
  • 牡蠣:亜鉛が豊富で、テストステロンの生産をサポートし、免疫力の低下抑制や細胞の新陳代謝にも役立ちます。

提案された食事の活用方法

  • 青魚やナッツ、大豆製品などは、脳や心の健康をサポートするために日常的に摂取すると良いです。
  • 特にαリノレン酸は熱に弱いため、料理にかける際は食べる直前が推奨されます。
  • ブルーベリーやラズベリーは冷凍しておき、ヨーグルトに加えるなどして食べると良いです。
  • 鶏むね肉は塩麹で味付けしてサラダチキンにしたり、スープに入れるなどの方法で活用できます。
  • 牡蠣はそのまま食べる以外にも、レバー、ウナギ、肉類、サバ缶、チーズなど亜鉛が豊富な他の食品を摂取することも推奨されています。


気づき

この記事から、経営者やビジネスパーソンが直面する現代の厳しい経済環境下でも、健康な体と心を維持することが非常に重要であるという点が強調されています。特に、非認知能力を支えるためには、脳と心の健康が基盤となるため、食生活を通じてこれらを強化することが推奨されています。経営者が自身の健康を維持することは、個人のパフォーマンスの向上だけでなく、組織全体の活性化にもつながり、最終的には日本経済全体の元気に寄与するというメッセージが込められています。このような視点から健康管理を行うことの重要性を再認識し、実生活においても適切な食事選択を心掛けることが、長期的な成功に繋がる鍵であると言えるでしょう。