「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日は1月23日

理念と経営2024年1月号より
株式会社陣屋
代表取締役 女将
宮崎 知子
 

 

 

 

 TODAY'S
 
DXは生産性も上げフラットな関係を生む

 

 

小さな旅館業界でのデジタルトランスフォーメーション(DX)の成功例、

株式会社陣屋の事例

 

陣屋はそのDXによって有名になりました。彼らの改革は料理の

ブラッシュアップから始まり、宿泊業という限られた商品数(部屋数×365日)

の中で、生産性の向上とフラットな組織構造の実現を目指しました。

 

陣屋の挑戦は、投資できるハードウェアリソースに限りがある中で

のものでした。

 

そこで、彼らは宿泊単価を上げることを重視し、料理の質を向上させる

ことから始めました。

その一方で、DXも同時に進められ、宿泊台帳のデジタル化やメニュー分析

などが行われました。

 

これらの取り組みにより、陣屋は「陣屋コネクト」という統合管理システム

を確立。

社員間の情報共有が促進され、無駄な業務が削減されました。

 

生まれた時間をお客様へのサービス向上に充てることができるようになり、

調理場を含むスタッフ全員がマルチタスクに対応できるようになりました。

 

また、情報共有が進むことで、組織がフラットになり、従業員が自主的に

動く文化が生まれました。

これは、お客様情報の取得や業務指示が特定の部署に偏らず、全員が協力

して対応することにより実現しました。

 

更に、2023年4月には、兵庫県湯村温泉に「緑屋」という新しい施設を開業。

ここでも陣屋のDX戦略が適用され、最小限のスタッフで運営されています。

 

予約やコールセンター、経理業務は陣屋が中心となり、スタッフはサービス

と自身の仕事に集中できる環境が整備されています。

 

この事例からわかることは、たとえ小規模な会社であっても、DXによる生産性

の向上と組織構造の改革は可能であるということです。

 

労働人口の減少が進む中、ITを活用した経営の効率化は、多くの業種において

必須の戦略となりつつあります。

 

陣屋の事例は、DXがもたらす可能性の一端を示しています。リソースに限りが

あっても、戦略的なデジタル化の取り組みによって、大きな変化を生むことが

できるのです

 

弊社では、HubSpot、Slack等を利用して業務を進めていますが、

導入したいシステムがあればどんどん取り入れていく計画です。