「昨日の自分よりも成長し、目的を達成するための実践」

のひとつとして、図書から学んだことを実践していこう

 

 

本日は12月30日

理念と経営2024年1月号より

すててこ株式会社

代表取締役 笹原博之

 

 

 TODAY'S
 
日報と面接で個人の努力を正しく評価

 

下着、靴下、ストッキングのネットショップ「すててこねっと」を運営するすててこは、

もともと福井県あわら市の洋品店だった。オンラインに移行して、破綻寸前の状態から売り上げを12億円弱まで伸ばしたのは、3代目の笹原博之さんだ。

P16抜粋

 

 

 

「個々の成長を重視する経営戦略:すててこ株式会社の事例」

すててこ株式会社は、福井県あわら市からスタートした洋品店で、

代表取締役笹原博之氏によってネットショップ「すててこねっと」

へと変貌し、破綻寸前から年商12億円にまで成長しました。

 

この成功の背景には、革新的な経営戦略と社員の個々の成長への注目があります。

 

転機の始まり: 笹原氏が経営を引き継いだ2011年、自らを昨年の

自分と比較し続けるという「ライバルは去年の自分」の哲学のもと、

ランチェスター経営戦略を取り入れ、ビジネスの見直しを行いました。

特に2014年のネット専業への移行は大きな転換点であり、

経営計画発表会や四半期ごとのテストを通じて、

経営計画を全社員に浸透させました。

 

成長評価制度: 2016年に導入されたこの制度は、売上や

ノルマを重視するのではなく、個人の過去の実績と比較して

どのように改善しているかを中心に据えました。

日々の業務の記録と毎月の一対一の面接がこの評価の核となり、

自己成長を促します。

 

オープンな情報共有: 会社の全数字を公開することで、数値化された

目標設定を明確にし、社員一人ひとりが会社の目標と自身の目標を

同期させることができました。

 

社員の成長を最優先: すててこは社員のエンゲージメント調査で

高い数字を記録しました。

 

その理由は、明確な方向性と個々の成長への焦点にあります。

社員がどのような努力をすれば評価されるかが具体的に理解できる

環境を整えることで、個々のモチベーションと会社全体の成長を

同時に促進しています。

 

すててこ株式会社の事例は、経営者にとって大きな学びがあります。

特に、個々の社員の成長に重点を置くことが、組織全体の成長に

直結するという点は注目に値します。

 

個人の努力と会社の方向性が一致することで、持続可能な成長が

実現可能になるという実例を見ることができました。

 

すててこ株式会社のように、常に自己と組織の両方を向上させよう

とする姿勢は経営者としての成長になります。