パノラマ・マップ・ストーリー
『ギリシア神話より アルゴー号の大航海』
ジョバンニ・カセリ 文と絵
石井 勇 訳
水谷智洋 日本語版監修
評論社
古代ギリシアは、昔から興味があって、神話や美術、哲学のことを考えたり、想像したりして楽しんでいます。
アルゴー船の話は、オールスター的に有名な神様が登場します。
お話の形式は英雄イアーソーンの冒険譚で、きっと古代ギリシアの少年たちが夢中になってお話を聞いたのではないかと思います。
イアーソーンは王子です。
しかし、父親の王が亡くなり、叔父が王位を継承して、幼いイアーソーンはケンタウロスのケイローンに預けられました。
叔父は片方だけサンダルを履いた者に王権を奪われるだろうと神託を受けていました。
立派な青年にそだったイアーソーンは叔父のところに行き、王権を継承する進言をしました。
叔父のところに来る途中でイアーソーンは川で片方のサンダルを流し、片足は裸足でした。
叔父はイアーソーンを危険な旅に出すことを考えました。イアーソーンへ黄金の羊の毛皮を持ち帰るよう命じました。
そうしてイアーソーンはアルゴスという名の船大工で乗組員がつくったアルゴー号という船に乗り、多くの英雄たちと旅に出たのでした。
この絵本ではその様子が大きな絵地図で示されていて、絵巻のようなひと繋がりの折った用紙に印刷されています。
地図をつい何時間でも見てしまう人がたまにいますが、(わたしの妻がそうですが)そういう人ははまる絵本じゃないかなと思います。
時間を忘れさせてくれる絵本です。
