『まよなかのだいどころ』
作・絵: モーリス・センダック
訳: じんぐう てるお
出版社: 冨山房
モーリス・センダックの作品は『かいじゅうたちのいるところ』が一番知られているでしょうか。
主人公の男の子がちょっと乱暴ですよね。マックスでした。
この『まよなかのだいどころ』のミッキーも、「うるさいぞ、しずかにしろ!」なんて怒鳴るんですけど、
どうしてでしょう。
なんだか音がどんどんするんですね。真夜中に。
と思ったら、体がふわふわ浮いてしまい、裸になって。
ふわふわ浮いてしまうのは、『まどのそとの そのまたむこう』のアイダもそうでした。
アイダは後ろ向きでしたけど。
真夜中にパンをつくっているおじさんたちのだいどころにミッキーは落ちてしまいます。
このおじさんたちが、まさにパン作りの職人といかコックというか、太っていて機嫌が良さそうで、
リアルなんですね。おじさんたちは皆同じような感じで大きっくて、狭い台所で粉を飛ばしてパンを
つくっているんです。ケーキっていっているかな。焼いたパンケーキかな。
ミルクがないとつくれない!とこどものようにだだをこねるおじさんたち。
なんとも悪い夢を見ているようなシュール感があります。
そしたら、ミッキーはまったく動じないで、パンで飛行機をつくってミルクを取りに行きます。
ミルク瓶の中に落ちて、泳いで、ミルクを垂らして、パンに入れます。
不思議ですね。
おじさんたちは大喜び。
これでケーキがつくれます。
ミルクと粉の匂いと、おじさんたちのくぐもったような大きい声と、
なんだかくらくらとするような夢のような世界がぐるぐると迫ってくる感じです。
そんな絵本です。
なんだか強烈。
でも楽しい。
少し怖いような。
夢のような、子どもの世界なのかな?
それでは、また。
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いろいろ最近はじめています。
今後ともよろしくお願いいたします。
