『ボルカ』
ジョン・バーニンガム 作
きじま さじめ 訳

ボルカというガチョウの話です。

ボルカは生まれつき羽が生えていませんでした。そのため兄弟からいじめられました。

おかあさんが毛糸のセーターをつくってくれたのでそれを来ていました。

寒くなると他のガチョウたちは、暖かい地方へ飛びさっていきました。
ボルカは出発しませんでした。飛ぶことができなかったからです。それに誰も気がつきませんでした。ボルカは泣きました。

ですが、ひょんなことからボルカは犬のファウラーと船長と知り合い、ロンドンへ航海しました。

ボルカはその後、船長たちの役に立ち、友達になり、ロンドンに着くと、植物園の公園にはなしてもらい、そこのガチョウと友達になりました。

印象に残ったのは、船長の人間的な大きさです。ボルカはそれに救われたんです。
ガチョウたちは、違いを認めず、狭く臆病な心で、ボルカをいじめ、無視しました。
ボルカは、のんきなようで強かったと思います。

だから幸せがきたのです。
また、ボルカは誰かを恨むこともしませんでした。

もともとのんきなのかもしれませんけどね。
そんなボルカが兄弟からいじめられて、アシのしげみで泣いているのはつらかったな。

バーニンガムの太い輪郭線が、やさしいです。