はじめに

今回はGigameshを使って各方向からのスクリーンショットを一括出力する方法をご紹介します。
 

今回はこちらのモデルをお借りしました。

"福田寺の五輪塔" (https://skfb.ly/oGwNY) by 熊本県教育庁文化課【公式】 is licensed under Creative Commons Attribution (http://creativecommons.org/licenses/by/4.0/).

 

 

参考:

 

 

モデルの取り込み、変換

今回は.fbxというGigameshに取り込めない形式だったため、一度Meshlabというソフトで変換した後にGigameshに取り込みます。

まずはMeshlabで.fbx形式のモデルを開きます。

逆さまになっている点は置いといて、表面のテクスチャがうまく貼られていないようです。

この時はFilter→Texture→Set Textureを選択します。

「…」からテクスチャファイル(jpgやpng形式)を選択してApplyを押します。

すると、無事テクスチャが貼られましたね。

この状態で出力します。

File→Export Mesh As...からply形式かobj形式を選択して保存します。

やっとGigameshで取り込む準備ができました。

 

モデルの正置

まずはいつも通りモデルを正置します。

今回は地面に合わせてみました。

 

出力の準備

出力前の準備を行います。

解像度を設定するためSettings→Ortho Scale(Set DPI)を選択し、DPI値を入力します。

 

 

6面図の出力

次に出力を行います。

File→Export Screenshots→Screenshot Views(PNG)を押し、保存先を指定して保存します。

保存先フォルダを確認すると以下のようになっています。

ちなみにttlには各画像のメタデータが載っています。
使わないようでしたら削除しても大丈夫です。

以下が実際に出力した画像です。

単体で利用するもよし、図面の代わりや下図としても使えそうですね。

 

終わりに

今回は6面図の出力についてご紹介しました。

これまでご紹介した機能で実測図作成には大きく役立ちそうに思います。

はじめに

前回はピンを刺した場所から断面図を作る方法をご紹介しました。

今回は仮想上の平面を使った断面図の作り方をご紹介します。

 

今回も前回と同じくこちらのモデルをお借りしています。

"【企画展:異形土器】注口土器" (https://skfb.ly/pov6X) by 松戸市立博物館【公式】Matsudo Museum is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/).

 

 

参考:

 

 

前回の記事:

 

正置する

まずはモデルを正置します。

 

断面を決める

shift+F1を押すかView→Mesh Planeをクリクックして切り出しの基準となる平面を表示します。

 

shift+F1 Mesh Plane(メッシュ平面 )


画面右下で「Move Plane」を選択すると平面を動かすことができます。

Move Planeの状態で平面を左クリック+ドラッグで傾きを変えることができます。

 同様に右クリック+ドラッグで平面を平行移動することもできます。


  色々と試しながらベストなポジションに移動しましょう。

 

断面を切り出す

次に平面の位置で断面を切り出します。

画面右上に切り出しのボタンがありますのでそれを押します。

すると黒い線で断面が表示されます。

複数の断面を切り出しできるため、再度平面を動かして切り出すことも可能です。

 

出力する

最後にSVGで出力するボタンを押して保存します。

Illustratorなどで開くと以下のように断面を取得できています。

複数の断面を取得した場合は重なっていますのでそれぞれ移動してご利用ください。

 

断面を観察する

おまけとしてリアルタイムで断面を観察する方法もご紹介します。

F3を押すと平面の位置でモデルが切り取られ片側のみ表示されます。

Move Planeで平面を動かすと断面をよく観察できます。

また、shift+F3を押すと平面を境に逆側のモデルが表示されるようになります。

 

shfit+F3 Mesh Plane Flip(メッシュ平面の反転)

F3 Mesh Plane as Clipping Plane (クリッピングプレーンとしてのメッシュプレーン)

 

終わりに

 今回は基準となる平面を利用した断面図の取得方法についてご紹介しました。色々な方向から断面図を切り出しできてとても便利だと思います。

はじめに

今回はGigameshを使った断面図の作成についてご紹介します。

Gigameshを使って断面図を作成する方法は大きく2つあり今回はそのうち1つを紹介します。

 

今回はこちらのモデルをお借りします。

"【企画展:異形土器】注口土器" (https://skfb.ly/pov6X) by 松戸市立博物館【公式】Matsudo Museum is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/).

 

 

参考:

 

 

 

■Gigameshの基本操作

 

モデルを正置する

以下のように見下ろす形で正置します。

ちなみに透明にしてみると器壁の厚みもよくわかりますね。

 

切り出し位置の指定

まずは中心軸を決めます。

モデルを見下ろす形で正置した状態で以下のアイコンをクリックします。

次のダイアログは今回はNoを選択します。

上のダイアログでNoを選択した後、Ctrlキーを押すと青い丸が3点重なったようなアイコンが出てきます。

Ctrlを押しながら断面図を切り出したい位置をクリックします。

クリックすると青いピンが立ちます。

これは複数打ち断面を作成することができます。

青いピンを打ち終わったら以下のアイコンをクリックして断面を作成します。

黒い線で断面が描かれます。

SVG書き出しするために以下のアイコンをクリックします。

 

ちなみに青ピンをリセットしたいときは

Select→Positions - SelPrims - Deselect Allを選択します。

断面線の幅を調整したい場合は

View→Polylines - Render settings→Polylines - Widthを選択し値を調整します。

断面線をリセットしたいときは

Edit→Remove - All Polylinesを選択します。

 

断面の出力後

出力したSVGをillustratorなど編集ソフトで開きます。

ノードとして編集可能なので、調整をして図面として仕上げます。

 

画像が小さく表示されすぎる場合はモデルを読み込むときに

100倍にするなどモデル自体を大きくして再度お試しください。

スケールバーは画像を出力した時とDPIをそろえて出力します。

File→Export Screenshots→Screenshot Rulerを選択し、

保存先、ファイル名、パラメータを指定して保存します。

 

 

終わりに

今回は1つ目の断面図作成をご紹介しました。

縄文土器など表面の起伏が複雑な場合は手実測が難しいですが、

3Dモデルからここまで作成することができれば正確かつ素早く図面作成できます。

次はもう一つの断面図作成方法についてご紹介します。

はじめに

今回はGigameshを利用して展開図を作成します。

縄文土器などの外面/内面観察にぴったりです。

 

今回はこちらのモデルをお借りします。

"【企画展:異形土器】深鉢形土器" (https://skfb.ly/p76xQ) by 松戸市立博物館【公式】Matsudo Museum is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/).

 

参考:

 

 

 

 

モデルの正置

まずはモデルを正しく配置します。
縄文土器はそもそもロクロで作っていないので、

多少のゆがみがありますが…。

土器を上から見下ろす形で配置します。

 

正置にあたり、背景を切り替えます。

 

マウスやキーボードを駆使して向きを変えていきます。

微妙な調整はキーボードで行うと便利です。

例えば底部を背景の横線に合わせる、などお好みで正置してください。

 

キーボード操作などについては以下に記載しています。

■Gigameshの基本操作

キーボードのXYCVBNを利用すると90°単位で回転できます。

次は中心を合わせます。

 

中心の設定

中心が決まったら右上のアイコンを選択して中心軸を決めます。

「展開図ならYes、その他ならNo」というダイアログが表示されるので、

ここではYesを選択します。

すると緑色の中心軸が表示されます。

 

展開範囲の設定

次に展開範囲を設定します。

ctrlキーを押すと右下に以下のようなアイコンが表示されます。

こちらにある通り、展開したい範囲の上端を決めていきます。

Ctrlキーを押しながら、モデルの上端をクリックします。

次は以下のようなアイコンが出ますので同様に展開したい範囲の下端をクリックします。

すると「モデルの範囲を全体に拡張しますか?」と聞かれるので

選択した範囲だけ展開したい場合はNoを選択します。

 

展開開始位置の設定

次は展開図を開始するラインを決めます。

画面上から星のアイコンを探します。

選択すると、Ctrlキーを押したときに右下に以下のように表示されます。

切り出しを開始したい位置をCtrlキーを押しながらクリックします。

モデルに星マークがつくので分かると思います。

やり直したい場合は再度Ctrlキーを押しながらクリックします。

 

円筒形・円錐形、表裏の選択

次に展開していきます。

Edit→Cone - Unroll Meshを選択します。

切り出し位置について聞かれるので、

先ほど選択したポイントから始めたい場合はNoを選択します。

次に展開の仕方は円弧形か長方形かを選択します。

Yesにすると長方形に展開されます。

Noにすると円弧形に展開されます。

次は裏返しますかと聞かれるのでYesにすると裏返されます。

そのままでよければNoを選択します。

以下のように展開されますので、画面右上のColormapで表示を変えます。

 

そのほか、モデルに縦線が入っていますが、

Colormap→Isolinesを選択すると非表示になります。

 

画像出力

次に画像を出力します。

その前に解像度(DPI)の設定をします。

Setting→Ortho Scaleを選択し、お好みのDPI値を設定してください。

現在のDPIは画面左上からも確認できます。

次にFile→Export Screenshots→Screenshot(PNG)を選択し、

保存先、保存名を指定して保存します。

※Gigameshはファイル名、フォルダ名に

 日本語が入っている場合エラーになります。

 

おわりに

今回は展開図を作る方法をご紹介しました。

縄文土器などの器の模様を観察する方法として使えそうですね。

はじめに

Gigameshを使って図面などを作る前に基本操作をマスターしましょう。

・マウスの操作

・ライトの操作

・設定の切替

などについてご紹介します。

 

 

 

今回、利用するモデルはSketchfabよりお借りしてきました。

"【企画展・異形土器】釣手土器" (https://skfb.ly/ppF6r) by 松戸市立博物館【公式】Matsudo Museum is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/).

 

参考

GigaMesh Manual

 

 

 

ファイルの読み込み時(モデルの拡大)

ファイルを読み込むと最初に以下のようなダイアログが表示されることがあります。

「モデルが小さすぎるから大きくした方がいいよ!」と言っています。

Noを選択するとそのままの大きさで進むことができますが、以下のようになります。

背景のマスも大きいですし、モデル自体どこにあるかわかりません…

Yesを選択した場合、さらにパラメータを入力する画面が出てきます。

xyz全方向に一律100倍にする場合は次のように入力します。

「100 100 100」(数字の間に半角スペースを入れます)

一律で100倍の場合は「100」だけでも大丈夫です。

例えば「X方向にのみ2倍したい」場合は「2 1 1」と入力します。

 

そのほか、スケール編集画面を表示させたい場合は

Edit→Transform - Apply Scale / Skew - All Verticesを選択します。

 

マウス操作

・左クリック+ドラッグ→カメラの移動(向きを変えることができます)

・右クリック+ドラッグ→モデルの移動(モデルを平行移動できます)

・スクロール→表示の倍率を変えることができます

 

キーボード操作

Gigameshはモデルを正確に配置する必要があるため、
キーボードによる微調整を行います。

マニュアルに以下の記載がありますが使いながら覚えましょう。

 

こちらのショートカットキーを忘れた場合は、

Info→Keyboard Layoutから確認できます。

 

モデルのデフォルトビュー設定

モデルを初期表示時の向きに戻したいときは「F12」を押します。

向きを戻す、かつモデルにズームしたいときは「Shift+F12」を押します。

デフォルトビューを変えたいときは好きな向きに変更後、「F6」で保存します。

 

背景の切替

画面上部に並んだアイコンから以下の3つを探します。

これらを使って背景の表示を切り替えることができます。

 

そのほかSettingsの中により詳細なメニューがあります。

 

この背景に合わせていく形で正置していきます。

 

ライトの操作

ライトは画面上のアイコンから切り替えます。

あるいはSetting内のメニューから選択することもできます。

 

Light1,2はライトの向きを変えることもできます。

画面左下にあるプルダウンからMove Lightを選択します。

モデルの上で左クリック+ドラッグによりライトの方向を変えることができ、

より効果的にモデルの凹凸を表現することができます。

 

表示の切り替え

モデルの表示方法を切り替える場合は「Colormap」を選択します。

画面右上から「Solid Color」などを選択するか、

画面上部のメニューから「Colormap」を選択します。

 

終わりに

今回はGigameshの基本操作をご紹介しました。

次回からは考古学研究向けの機能をご紹介します。