はじめに

前回はピンを刺した場所から断面図を作る方法をご紹介しました。

今回は仮想上の平面を使った断面図の作り方をご紹介します。

 

今回も前回と同じくこちらのモデルをお借りしています。

"【企画展:異形土器】注口土器" (https://skfb.ly/pov6X) by 松戸市立博物館【公式】Matsudo Museum is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike (http://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/).

 

 

参考:

 

 

前回の記事:

 

正置する

まずはモデルを正置します。

 

断面を決める

shift+F1を押すかView→Mesh Planeをクリクックして切り出しの基準となる平面を表示します。

 

shift+F1 Mesh Plane(メッシュ平面 )


画面右下で「Move Plane」を選択すると平面を動かすことができます。

Move Planeの状態で平面を左クリック+ドラッグで傾きを変えることができます。

 同様に右クリック+ドラッグで平面を平行移動することもできます。


  色々と試しながらベストなポジションに移動しましょう。

 

断面を切り出す

次に平面の位置で断面を切り出します。

画面右上に切り出しのボタンがありますのでそれを押します。

すると黒い線で断面が表示されます。

複数の断面を切り出しできるため、再度平面を動かして切り出すことも可能です。

 

出力する

最後にSVGで出力するボタンを押して保存します。

Illustratorなどで開くと以下のように断面を取得できています。

複数の断面を取得した場合は重なっていますのでそれぞれ移動してご利用ください。

 

断面を観察する

おまけとしてリアルタイムで断面を観察する方法もご紹介します。

F3を押すと平面の位置でモデルが切り取られ片側のみ表示されます。

Move Planeで平面を動かすと断面をよく観察できます。

また、shift+F3を押すと平面を境に逆側のモデルが表示されるようになります。

 

shfit+F3 Mesh Plane Flip(メッシュ平面の反転)

F3 Mesh Plane as Clipping Plane (クリッピングプレーンとしてのメッシュプレーン)

 

終わりに

 今回は基準となる平面を利用した断面図の取得方法についてご紹介しました。色々な方向から断面図を切り出しできてとても便利だと思います。