Shaking of the heart | Archrival BossLog 岩手県盛岡市内丸 西海岸系セレクトストア

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Archrival(アーチライバル)のBossが書き綴るBlogです。

こんちは♪Bossです♪

前回の続きです。

Cさんの母の無事、釜石中学校で保護し数回の休憩をとりつつ東北自動車道を南下
夜の9時を過ぎる頃、ようやくCさんの自宅に到着!
玄関では彼の奥様や娘さん達の出迎え、そして全員の安堵の表情。
「お疲れ様でした、どうぞおあがり下さい」
私に苦労をねぎらう奥様に対し「貴重な家族団らんの時間を楽しんで下さい」と
丁重にお断りをし、車を自宅に向かいました。
帰宅後、疲れや喜び、達成感と共に釜石で見た光景が頭から離れず
1人、近所の飲み屋でチビリとやりながら考えふけました。

翌日、Cさんから電話があり丁重なお礼と頂きミッション完了。
改めて、人と人の繋がりの大切さをこの歳になって実感しました。

当時、渋谷の駅前では多くのボランティアが募金活動をしていました。
しかし、ひねくれた性格の私はイマイチ賛同できず
「募金活動している私ってえらいでしょ?ねぇ見て!」ってな覚めた目で見つつ
「ホントに思うならなんでドカチンのバイトでもやって募金すりゃいいじゃん」
とかひねくれた考えたりし、「んじゃ、オレは何が出来るんだ?」
自問自答しながら自分なりにやれる事をしようと思いました。
その後、2011年のゴールデンウィーク、春物のWebの商品アップを終え
少し時間が出来た私は連休を利用し東北を回り自分なりのボランティアに参加。
GWの後半には自分の中でぼんやりしたある1つの考えがありました。

当時、取引のあった取引先の社長に自分の考えを相談しました。
何が出来るか判らないし決まってないが東北で何かやりたい。
ついては今の店と社員を今の給料のままで引き取ってもらえないか?
もちろん、無理は承知で言ってるつもりだからそちらからの条件は全て飲む。
ほぼ快諾してくれた社長から思いがけない提案を貰いました。
「ウチが資金出す、場所は任せるから店を出せ」
願っても無い提案、私も即決しました。
そう、東北のどこかで店を出し地域に貢献するのが私なりの復興のお手伝い。

そこから個人的な友人や仕事上の仲間に報告しました。
面白いもので昔の不良時代の先輩や仲間達は
「おう、お前、偉ぇな!頑張れ!」
「すげぇ、応援します!」
的な事を言ってくれました(笑)
しかしLAの友人達は否定的で
「○○、ホームタウンって東北だっけ?東京!だったら何で?」
「放射能の影響があるのになんで○○が行かなきゃいけない?反対だ!」
などなど・・・心配してくれるのは嬉しいけど・・・ね・・。
こういう行動は気持ちの問題。
ここで行かずに後悔し一生、「あの時行っておけば・・」とこの先ずっと
後ろを振り向きながら生きて行くぐらいなら行ってから後悔すれば納得する。
その思いと情熱で東北へ移住し店を開く事になりました。


続きます。