絶品ドテ焼き | 居酒屋櫻守 アーカイブ

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 8月21日(金) いづつ(最寄駅:阪急電鉄京都線・淡路)
 おっちゃんは阪急沿線ではないので、十三(じゅうそう)、淡路、正雀などに普段行くことがありません。そこで、いとこに淡路の駅前を案内してもらいました。
 駅からすぐのところに「いづつ」さんはあります。いや~、この雰囲気、シブいですねぇ。

駅周辺は再開発がだいぶ進んでいますが、酔っ払いの郷愁を誘うこんな夜の風景がまだ残っています。いづつさんは「ホルモン鍋」が自慢だそうですが、今日は普通に居酒屋メニューを楽しんでみることにします。
 付き出しは「ハモの子の玉子とじ」(写真左)と「千切り大根の炊いたん」(写真右)です。

う~ん、銀色に輝くプチプチのハモの子、少し甘めの優しい味ですねぇ。千切りのほうは少し濃いめの味で、普通のご飯のおかず。いきなりおっちゃんの好きなパターンですので、この後の展開が楽しみです。
 まず「お造りの盛り合わせ」を。

手前からアジ、ヒラメ、マグロです。脂がしっかりとノった真夏のアジ。ヒラメもこれまた脂がノってコッテリと濃厚、多分“裏側”の身ですね。絵に描いたような鮮やかなマグロの赤身、こりゃ「山かけ」にしてもウマいでしょうな。
 本日のサービス品という「レンコンはさみ揚げ」はどうでしょうか。

見たところ何てことない普通のレンコンはさみ揚げです。第一印象は「レンコンを薄めに切ってあるな」という程度でしたが、サクっ!とかじると挟まれた挽き肉のプリっ! コリっ!とした食感が際立ってすごくおいしい。だからレンコンは薄くないといけなかったんですね、厚すぎてレンコンのシャキ感があまり強すぎると、この挽き肉の食感とケンカしますもん。市販のミンチではなく、お店で豚肉を叩いて挽き肉にしてますね、丁寧な仕事です。だから、見た目何てことなくても普通にウマいんですな。
 仕上げは自慢の「ドテ焼き」にしましょう。

某ファーストフードチェーンに「絶品バーガー」なんてのがありますが、う~ん、これこそ絶品ドテ焼き! いいスジ肉を使って、どちらかというとあっさり炊き込んだドテ焼きは、東京の「煮込み」の雰囲気があります。でも、大阪風のしっかり味噌味で、唐辛子をはじめとする香辛料の辛さがややはっきりとしたピリ辛に仕上がっています。辛さとダシの味のバランスが良く、これに唐辛子をかけて食べようとは思わないですね。こうなると、次は自慢のホルモン鍋をぜひ食べてみないといけませんな。いや~、いいお店を教えてもらいました。
 (2009年8月22日)