平尾台散策 | Archive Redo Blog

Archive Redo Blog

DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

 

北九州市小倉南区にある日本三大カルストの一つ、平尾台を歩いてきました。

 

今日は午前中雨だったので、雨が止んだお昼前に吹上峠をスタート。

 

 

 

 

草原の斜面を15分ほど登って行くと、石灰岩が点在するカルスト地形が現れます。

 

 

 

 

足元にはこの青い花がたくさん咲いていました。

 

ホタルカズラという花のようです。

 

関西にも自生しているようですが、見たことがないような気がします。

 

 

 

 

アマドコロも咲いていました。

 

 

 

 

ここのタンポポはシロバナタンポポ。

 

 

 

 

吹上峠から40分弱で最初のピーク、大平山(おおへらやま)の山頂(586.5m)に到着。

 

 

 

 

大平山からは羊群原と呼ばれる石灰岩の露頭が無数にみられる景色が一望できます。

 

 

 

 

少しアップで。

 

これはなかなか壮観です。

 

このあと、羊群原を横断して正面に見える山に向かいたくなりますが...

 

 

 

 

目指す平尾台で最も高い山、貫山はその左手、カルスト地形の中心部からは少し外れたところにあります。

 

 

 

 

一旦下って、また登り返して小ピーク四方台を経て、

 

 

 

 

また少し下って登り返して、九州百名山、貫山(ぬきさん)の山頂(711.6m)に到着。

 

吹上峠から1時間30分ほどでした。

 

 

 

 

貫山からは少し霞んでいて写真ではわかりづらいですが、北九州空港が見えました。

 

 

 

 

今日のおやつは平尾台の麓のデイリーヤマザキで買ってきた平尾台あんぱん。

 

ホイップクリームも入っていてうんまいです。

 

一緒に買ったタマゴサンドも、これまでにコンビニで買ったタマゴサンドの中で断トツのうまさでした。


 

 

 

貫山、四方台周辺にはフデリンドウが少し咲いていました。

 

 

 

 

正確な品種はわかりませんが、スミレも何種類か咲いていました。

 

これはニオイタチツボスミレかな?

 

 

 

 

ノジスミレかな?

 

 

 

 

こちらはヒメハギ。

 

花の先端のモジャモジャがおもしろい。

 

 

 

 

貫山から四方台に戻り、羊群原の方へと下ります。


 

 

 

平尾台にはカルスト地形特有の窪地、ドリーネも見られます。

 

けっこう深い。

 

 

 

 

羊群原にはおもしろい岩がいくつか見られるようです。

 

こちらはキス岩。

 

 

 

 

そしてキス岩の近くにあるど根性木。

 

岩の後ろ側に割れ目があるわけでもなく、どこからどう根を張っているのかよくわかりませんが、元気に葉を茂らせています。

 

 

 

 

羊群原からはちょっと見逃したものがあるので再び大平山に登ります。

 

 

 

 

途中に咲いていたシロバナハンショウヅル。

 

 

 

 

そして、平尾台で一番観たかった花、オキナグサをようやく見つけました。

 

どういう場所に自生しているのかわからなかったので往路では見逃してしまったのですが、石灰岩の隙間のわずかな砂地なんかに自生しているんですね。

 

 

 

 

ひとかたまりの群落の半分ほどは名前の由来ともなっている綿毛の状態となっており、花も天気の影響かあまり開いていませんでしたが、何とか見つけることができてよかったです。

 

このあと大平山から吹上峠まで往路と同じルートで下山。

 

トータル3時間半の山行でした。

 

 

 

 

ちなみに、登山前、雨が止むのを待つ間、千仏鍾乳洞にも行ってみたのですが、

 

 

 

 

秋芳洞ほどの芸術的な造形はなく、照明の工夫も乏しくイマイチでした。

 

 

 

 

鍾乳洞の奥の方は通路に水が流れており、無料の貸しサンダルに履き替えて行くことを勧められましたが、今回は時間つぶしに来ただけで面倒くさかったのでパス。

 

サンダルに履き替えて水流を遡ってさらに奥へと進めば探検感覚を味わえて楽しいのかもしれませんね。

 

 

今回の平尾台で日本三大カルストは全制覇。

 

これだけじっくりとカルスト地形の中を歩いたのは初めてですが、開放的な雰囲気の中、不思議な石灰岩の群落の中を歩くのはとても気持ちよかったです。