空腹時に本屋で目にしてついつい買ってしまった本。
「このミステリーがすごい!」大賞の受賞作というものも読んだことがないかも(?)
パン屋を舞台とし、パンを題材にした日常の謎ミステリー。
クロワッサン、フランスパン、シナモンロール、チョココロネ、カレーパン...
謎はそれほど手の込んだものではないですが、ストーリーにパンのうんちくがちょっぴり絡められており、平易な文章と軽妙な会話で、パン屋さんでパンの香りに包まれながら、どのパンを買おうか迷っているときのような幸福感が味わえる読み心地でした。
チョココロネをどっちから食べるか問題には、クスッと笑ってしまいます。