古文書から明かされる歴史の裏話が面白くて、ついつい読んでしまう磯田先生の本。
この2冊には、歴史の小ネタ集というか、教科書に載っているような歴史の裏にあるエピソード、教科書にも載らないような話など、戦国から幕末までを中心に幅広く、雑多に取り上げられています。
興味の湧く話、そうでもない話、いろいろありますが、以前に読んだ著書にも同じようなものがあり、もう、どの本に何の話が書いてあったかよくわからなくなってきます。
もう少しテーマを絞るなどしてくれるといいのですが、その時その時で書きたいもの、書くべきものがあって、このような形になることも致し方ないことなのでしょう。
歴史の話だけではなく、古文書に出会うまでの経緯、様々な人との出会い、そして、著者自身の驚きや感動なども綴られており、ああ、こういうところがこういう仕事の面白いところなんだろうなと、古文書研究のリアルもよくわかります。
あまりの熱量に温度差を感じてしまうことも多々ありですが．．．