6月に入り、そろそろトキソウが咲いているかなと思い、加西の網引湿原を散策してきました。
また、そのついでに、周辺の気になっていた所をいくつか巡ってきました。
まずは、法華山一乗寺。
西国二十六番、天台宗のお寺です。
三重塔と本堂。
三重塔は平安末期、1174年に完成したそうで、国宝に指定されています。
本堂(裏側)。
本堂は江戸時代初期に再建されたもので、重要文化財に指定されています。
裏から上がって、表に回り込んでお参りするようになっていました。
御本尊は聖観世音菩薩。
本堂から一旦下って、沢沿いを登ったところにある開山堂。
そのさらに奥には賽の河原がありました。
たくさんの石が積まれていますが、
賽の河原だけでははおさまらず、開山堂の濡れ縁などにも石が積まれていました。
こちらは後で立ち寄った北条鉄道法華口駅にあったミニ三重塔。
法華山一乗寺の最寄り駅の法華口駅ということで、駅のシンボルとして作られたそうです。
かなり精巧に作られています。
法華口駅の駅舎内にはパン屋さんが入っています。
米粉を使ったパンでけっこううまいです。
ドリンクもあり、イートインも可能です。
一乗寺を参拝した後は網引湿原へ。
トキソウ、たくさん咲いていました。
近くから遠くまでかなり群生しています。
何年か前に来たときは、トキソウの時期を過ぎていて見られなかったのですが、こんなに咲くのか...
これはすごい。
トキソウは昨年、丸山湿原で見ましたが、あそこもこれくらい増えるといいなあ。
木道の近くで、こちら向きで、きれいに開いている花を見つけるのはなかなか難しかったですが、
少し遠くにある花を望遠で引き寄せて。
淡いピンク色で美しい花です。
モウセンゴケもありました。
これも木道の近くには少なかったですが、少し遠くに群生していました。
ノハナショウブもきれいに咲いていました。
カキランも少しだけ咲き始めていました。
あとはハッチョウトンボ。
たくさんいました。
湿原の周囲にはタツナミソウがたくさん咲いていました。
これは...トラ柄の...ガ。
キンモンガというそうです。
網引湿原を散策した後は、鶉野飛行場跡へ。
一昨年にも訪れましたが、「soraかさい」という新しい施設になったようなので、再訪しました。
飛行機が1機増えています。
下が以前からある紫電改の実物大模型。
上から吊り下げられているのが、新しく製作された九七式艦上攻撃機の実物大模型です。
3人乗りで、機首の形も独特。
大きさはぱっと見、紫電改と変わらないように見えますが、よく見ると主翼がだいぶ長いです。
この九七艦攻は、鶉野飛行場でパイロットの育成に使用され、特攻にも使われたそうです。
施設内には、これらの航空機の詳細な説明、鶉野飛行場に関する資料の展示なども豊富で、以前よりも格段に学べる施設に進化していました。
しかし、それでも入館無料。
物販コーナーやカフェも入っているので、入館料代わりにお土産をいくつか買って帰りました。
今日はここまででまだ正午前。
このあと、加古川・高砂方面の気になる場所へ向かいます。