「静かな人」の戦略書 | Archive Redo Blog

Archive Redo Blog

DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

 

 

私は、うるさい人、声のでかい人、賑やかな場、華やかな場がちょっと苦手で、静かなところで穏やかに過ごしたいと常々思っています。

 

そんな私のような人間に宛てたかのようなタイトルの本が、書店の書棚から静かにアピールしているが目に留まりました。

 

 

「静かな人」の戦略書 ~騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法~

 

 

ビジネス書、自己啓発本に分類されるような本で、内向型の人間がビジネスの場でどう立ち回ればいいのかといった内容なので、曲がりなりにも自分の居場所を確保しているつもりの私にとってはあまり役に立つものではありませんが、どんなことを書いているのか気になったので、読んでみました。

 

まず、共感したのは著者自身の内向的な性格。

 

私もそう思うし、そうしたいと思うし、そうするであろうというようなエピソードが多々綴られており、もう、痛いほど気持ちがよくわかります。

 

ただ、すべての内向型の人が、ビジネスの場において著者と同じような活躍ができるどうかは、やはり人それぞれだと思います。

 

内向型の武器となる潜在的能力として「聞く力」、「気配り」、「謙虚」、「冷静」、「観察眼」、「戦略的思考」、「質の追求」、「慎重」、「準備力」などが挙げられていていますが、すべての内向型がこうであるとは限りません。

 

また、無理して外向型のようにふるまわなくてもいいというようなことも書いていますが、やはり、多少の無理は避けられないし、それを乗り越えるには、向上心や責任感、そして夢や野心が原動力として必要になるのではないかと思います。

 

内向型であることに悩み、壁にぶち当たるのは、大概若い頃、特に就活とか、社会人となってからのスタートダッシュ、ステップアップにおいてではないかと思いますが、若い頃は、夢や野心や向上心も十分に持ち合わせていると思いますので、この本に書かれていることは大きな武器となり、支えになるのではないかと思います。