新緑妙見山散策 | Archive Redo Blog

Archive Redo Blog

DBエンジニアのあれこれ備忘録

 

GW中盤の3連休初日、新緑の能勢の妙見山を歩いてきました。

 

妙見山、たぶん、はじめてだと思います。

 

特に理由はないんですが、これまで食指が伸びませんでした。

 

 

 

何本かのコースがあるようですが、今日は初谷渓谷コースを歩きます。

 

新緑の里山風景。輝いています。

 

 

 

巨大な蝶のオブジェ。

 

初谷渓谷では、オオムラサキの保護、飼育を行っているそうです。

 

オオムラサキ、一度見てみたいです。

 

 

 

台場クヌギ。

 

クヌギは伐採しても、切り口からまた芽を出して伸びるそうで、伸びた部分をまた伐採するというサイクルを繰り返すと、土台となっている幹が太り、傷ついた部分が洞になったりしてこのような形になるのだとか。

 

 

 

タマゴとキバ。 アート作品のようです。

 

 

 

初谷渓谷では、この時期、クマガイソウという珍しい花を保護・育成しているそうで、ちょうど今頃咲いているそうなのですが、どこかで見落としたのか、登っても登っても見当たらず。

 

 

 

見つけられないまま尾根に出てしまい、山頂部に到着してしまいました...

 

 

 

ここまでもそうでしたが、特に山頂部は陽がよく当たり、新緑が眩しいです。

 

 

 

ところどころまだ八重桜が咲いていました。

 

 

 

ちょっと眺望の開けたところ。

 

うーん、剣尾山方面かな?

 

 

 

能勢妙見山。

 

日蓮宗霊場で北極星信仰の世界的聖地だそうです。

 

 

 

県境の門。

 

 

 

大阪府と兵庫県をひとまたぎ。

 

今年のGWは、県をまたいだ移動の自粛要請はありません。

 

 

 

星嶺。

 

なんかかっこいい。

 

 

 

星嶺の前の展望デッキからは六甲山がきれいに見えました。

 

こっち方面から見るといつも見ている形と全然違うので別の山のように見えます。

 

 

 

妙見山の三角点は星嶺の裏手に回り込んだところにありました。

 

 

 

妙見山山頂(660.1m)に到着。

 

妙見口駅から2時間でした。

 

 

 

山頂を踏んだ後、妙見山には、この辺りでは珍しいブナの原生林があるということで観に行ってみました。

 

 

 

おお、かなり立派なブナです。

 

 

 

ブナもちょうど新緑の季節で、若葉が眩しく輝いています。

 

これだけの葉を一斉に出すには相当なエネルギーを要しそうですね。

 

木の生命力を一番感じる季節です。

 

 

 

そんなたくましいブナでもいつかは倒れ、朽ちるもの。

 

 

 

しかし、巨木が倒れて林床まで日光が届くようになると、次の世代が成長するチャンスにもなるわけです。

 

ここでも若いブナを保護しようと保護ネットが張られていました。

 

 

 

いやしかし、思っていた以上に立派なブナ林で驚きました。

 

妙見山にブナ林があるのは、人による利用、つまりは伐採によって全滅することを免れたためだそうですが、こういう原生林は大事に見守っていきたいですね。

 

 

 

さて、帰りは別のコースを下りようと思っていたのですが、クマガイソウを見逃してしまったので、ピストンにしました。

 

たぶん、見落としたのだとしたら、別の何かに気を取られていたためで、それはおそらくタマゴとキバではないかと推測しつつ探してみると、やっぱりタマゴとキバから少しコースをそれたところにありました。

 

 


保護柵を設けて、育成されているようで、かなりの数が群生していました。


 

 

なんとも不思議な形をした花です。

 

ラン科、アツモリソウ属ということですが、膨らんだ唇弁を武士が背後からの矢から身を護るために身に着けた母衣(ほろ)に見立て、平家物語の名場面としても有名な一ノ谷の戦いでの平敦盛をアツモリソウに、熊谷直実をクマガイソウにあててこの名になっているのだそうです。

 

日本の植物は、名前の由来も面白いですね。

 

 


 

全体的には少しピークを過ぎた感じのクマガイソウでしたが、何株かきれいな状態の花があり、なんとか見頃のうちに観ることができてよかったです。

 

 

 

今日は早くから登ったので、山頂ではお昼は食べず、下山してから妙見口駅前のかめたにで名物のししフルトとししとじ丼をいただきました。

 

どちらも獣臭さはなくおいしいです。

 

ただ、ししフルトは思っていたよりも旨味が濃く、これはビールと一緒にいただいたほうがよさそうですね。

 

今度はそうしよう。