子供の頃、夏休みに祖父母の家に行くと、必ず祖母が作ってくれた盆団子。
だんご粉をこねて茹でてきな粉と砂糖をまぶしただけのシンプルなお団子ですが、これがおいしくて。
お盆の慣わしとして作ってお供えするものですが、当時は、おやつとしてしか見ておらず、バクバク食ってました。
最近はお盆の頃に思い出したら自分で作って子供の頃を懐かしみつつ食べています。
うちの盆団子は祖母の作り方を受け継いで、丸めた団子を両手の指でひねるようにきゅっとつまんだこの形。
作りながら、ふと「この形って何?」と思って調べてみると、盆団子は地域によって形が違うんですね。
この形(”つまみだご”と言うらしい)にするのは大分県日田市とその周辺のみのようです。
ということを知ったので、日田の小鹿田焼の器に盛ってみました。
団子についたきなこだけでは物足りず、追いきなこをたっぷりかけて、祖父母やご先祖様に感謝しつつ、今年もおいしくいただきました。