甲山に例年どおりベニマシコ、武庫川にキクイタダキが来ているとのことで、午前中に甲山、午後に武庫川に行ってきました。
甲山の広河原では、数羽のベニマシコに遭遇。
♂は初見ながら、近距離の枝先に数分間止まっていてくれたので、写真もきれいに撮れました。
ジョウビタキはいつ来ても出会える安定感。
この♂は羽毛がふっくら、まんまるで愛らしいです。
♀も同じく。
広河原は草が刈られていて、葦も少なく、去年と随分違った景観になっていましたが、原っぱには、これも毎年お馴染みのホオジロの群れがいました。
キセキレイは意外にも初見。
セキレイの仲間では一番かわいいですね。
柿の実を食すメジロ。
だいぶアンダーになってしまいました。とっさの露出補正がまだ苦手です。
その柿は甘いのかな?
甲山ではこの他、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、コゲラ、ヒヨドリ、アオジ、ツグミ、シロハラ、シメといった鳥が見られました。
が、ツグミ、シロハラなど、例年多く見られる冬鳥が少ないような気がしました。
これがまだ少ないのか、このままずっと少ないのかはわかりませんが。
そして武庫川に移動。
甲山で少しお話した方もキクイタダキが来ていることをご存じで、大体の場所を教えてもらい、その場所へ。
ざっくり言うと、171と阪急の間の西宮側の松林なんですが、鳥を探すよりもカメラマンを探した方が早いとのこと。
行ってみると本当にその通りで、一本の松の木の上にカメラを向けている一群の人がいました。
そして、お菊様、いらっしゃいました。
しかし、松の木の高いところにいるわ、小さいわ、ちょこまか動き回るわで、かなり手ごわいです。
腕もないし、カメラも所詮でかいコンデジに過ぎないので、こういう小さくて動きの速いものは苦手です。
立派な一眼と望遠レンズで狙っている人たちでも苦労しているのに、そう簡単にいい写真が撮れるわけがありません。
まだましな写真をトリミングしてこのレベルなので、まずは1枚でもまともな写真を撮りたいところですが、それと同時に、やはり、キクイタダキがキクイタダキである由縁である、黄色い冠羽が見える姿も撮りたい。
かろうじて何枚かは映ったのですが、後姿だったり、
正面だけどピンボケだったり、暗かったり...
周りの人たちは冠羽が赤味がかっている♂が見当たらないと気にしていましたが、私は♂だの♀だの気にしている余裕はまったくありませんでした。
基本的に針葉樹の上の方にいるキクイタダキですが、単独では下りてこないものの、時折、シジュウカラやエナガに混じって低い木に下りてくることもあるとのこと。
エナガの群れが近づいてきたときに、双眼鏡で見てみると、本当に混じっていました。
ですが、下りたら下りたで、さらに動きが速く、全くついていけませんでした。
エナガもなかなか難しい鳥ですが、まだ人馴れしているし、数も多いので、キクイタダキに比べるとはるかに捉えやすいですね。
キクイタダキはまた挑戦したいと思います。