金剛山に花探しに行ってきました。
一番のお目当てはオオヤマレンゲ。
山頂にある転法輪寺の境内に入ったところにきれいに咲いていました。
ひさご池にも咲いていました。
うつむき加減に咲く姿が清楚な貴婦人のようでとても美しいですね。
ここのオオヤマレンゲは植えられたものですが、関西ではなんと言っても八経ヶ岳の自生のオオヤマレンゲが有名。
いつか見に行ってみたいです。
ひさご池にはクリンソウも咲いていました。
クリンソウの名の由来は仏塔の屋根の九輪だそうですが、お寺にクリンソウは似合いますね。
群生しているのもいいですが、こうして一輪、二輪咲いているのも一輪一輪の存在感が際立ってきれいです。
金剛山にはこのほかにも色々な花が咲いていました。
なかでも多かったのはフタリシズカ。
あちこちに群生していました。
一人でも、三人でもフタリシズカです。
ウツギの仲間も多かったです。
こちらはウツギ。
コゴメウツギ。
ヤブウツギ。
マルバウツギ。
コツクバネウツギ。
その他には、ナルコユリ。
オカタツナミソウ。
タニギキョウ。
カノコソウ。
ユキノシタ。
ヤマムグラ。
ミヤマガマズミ。
タンナサワフタギ。
スイカズラ。
ヤマアジサイ。
他にも、ニガナ、ハナニガナ、ツボスミレ、トキワハゼ、マムシグサ、ヘビイチゴ、アヤメなどなど。
あと、このジガバチソウと、
このヒトツボクロは、写真を撮っている方に教えてもらった花。
教えてもらわなければ、100%見逃していたでしょう。
花もいろいろ咲いていましたが、自然林のエリアでは新緑もとてもきれいでした。
山頂近くには立派なブナの木などもあって、爽やかな緑のシャワーをめいっぱい浴びられます。
野鳥の声もたくさん聞こえました。
山頂は多くの人で賑わっていましたが、そんな騒々しいところでも、見上げれば野鳥の姿がちらほらと。
不意に目の前の木の枝に止まった君は誰?
頭や背中がよく見えませんが、胸から腹にかけての模様や薄いオレンジ色をした下嘴基部から、コサメビタキかと。
枝葉で顔が隠れていますが、こちらはミソサザイ。
巣材集め中ですかね。
今回はオオヤマレンゲを見るついでに、この時期、どんな花が咲いているのか、勉強がてら花探しをしてみたのですが、4月、5月とはまた違った花がいろいろ見られてよかったです。
ただ、いくつか見つけたいと思っていた花が見つけられなかったのは残念でした。
行けば誰でも必ず見つけられるような花もあれば、注意していないと見逃してしまうような花、咲く場所や時期を熟知していないと見つけられない花もある。
野鳥もそうですが、それが面白い。だから夢中になって探してしまうんでしょうね。