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荒島岳山頂からの白山の眺望はあきらめて、下山を開始します。
山頂から少し下ると晴れています。
白山を源流とする九頭竜川の支流、打波川が刻む谷がスーッと伸びるこの山域の奥行き感に圧倒されます。
この先に白山がば~んと見えるとそれは素晴らしい景色でしょうね。

イワナシは残り僅か。

イワウチワも在庫限り。

これも距が白いのでツルタチツボスミレでしょうか?

ヒメイチゲは開き切っておらず。

キジムシロ。

おお、白山がだいぶ見えてきました。
もちがかべあたりまで下りてくると、先を行く団体さんで渋滞が発生。
急ぐこともないので、景色や花を見ながら、ゆっくり下りて行きます。

小荒島岳とその先に越前大野の町。
田植えを終えて間もない水田と、麦秋を迎えつつある麦畑がパッチワークのように広がっているのがいいですねぇ。

行きは気づかなかったタムシバ。
花は足元ばかり見ていると見逃してしまいますね。

ミヤマカタバミも開き切っておらず。

サンカヨウの花は乾いて白さを増していました。

シャクナゲ平から見た白山。
今日はこれ以上は雲はとれなさそうですね。

帰りは勝原コースを下ります。
天気が良くなってきたので、振り返るとブナの新緑が眩しい。

二輪咲きのチゴユリ。
それでもやっぱり控えめです。

ウスギヨウラク(ツリガネツツジ)ですよね。

こちらのブナ林は、中出コースよりも、立派な木が多いですね。

これは「トトロの木」と名付けられた木。
トトロに似ているのではなく、トトロが住んでいそうな...という意味でしょうか?

ブナ林を抜けると、旧スキー場のリフト跡が現れます。
ここからはゲレンデ跡のややガレた道を下り、

最後、長い舗装路の坂を下ってゴール。
帰りは約2時間半でした。

帰りは一旦、逆方向に車を走らせて道の駅九頭竜で荒島岳の山バッチをゲット。
道の駅九頭竜には、動き、吠える恐竜親子のオブジェがあります。
この恐竜親子、冬場は雪のため倉庫に移動して冬眠するようで、春、倉庫から台車に乗って移動してくる様子がテレビのニュースで紹介されていたのを見たことがあります。
なかなかいい動きしてますよ。

帰りは越前大野城をさらっと見学。
天空の城として有名ですが、竹田城跡と比べると、天空の城がみられる確率はかなり低いようです。

越前大野城天守から見た荒島岳。
全貌はこんなだったんですね。いやいや、かなり立派な山です。