龍馬史 | Archive Redo Blog

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龍馬史 (文春文庫)/文藝春秋
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私の中での龍馬像は、8割方、司馬遼太郎の「龍馬がゆく」によって形作られています。

大河ドラマや漫画なども含めて、こうした物語の中のイメージの影響を受けている人は多いのではないでしょうか。

そんな龍馬について、彼自身が残した手紙や様々な資料からその実像に迫り、また龍馬を軸に幕末史を紐解いていこうというのがこの本です。

もちろん、最大の謎、龍馬暗殺についても詳細に解説されています。

様々な陰謀説、黒幕説がささやかれるこの事件も、研究が進んだ今日においては、もはやほぼ謎はないんですね。

小説の中の龍馬とは少し違った龍馬に出会えるこの本ですが、それは龍馬が好きな人の多くが抱いているであろう尊敬や憧れといった想いを壊すものではなく、よりリアルで身近な存在として感じられるといったものではないかなかと思います。