![Archive Redo Blog](https://stat.ameba.jp/user_images/20120606/20/archive-redo-blog/9d/36/j/o0400030012014120595.jpg?caw=800)
東大阪市にある「司馬遼太郎記念館 」を見学してきました。
ここは、司馬さんの自宅と安藤忠雄さん設計の記念館によって構成された見学施設で、自宅の方は雑木林をイメージしたお庭と、そのお庭から執筆活動を行っていた書斎を覗き見ることができます。
![Archive Redo Blog](https://stat.ameba.jp/user_images/20120606/20/archive-redo-blog/a8/f6/j/o0400030012014120597.jpg?caw=800)
書斎の書棚には、未完に終わった「街道をゆく-濃尾参州記」の執筆の際に参考にした資料がそのまま並べられているそうです。
そして、記念館の展示室には、司馬さんの蔵書の一部が展示されています。
その数、2万冊あまり。
高さ11メートルの壁一面に設けられた書棚に、ずらりと展示されたその様は圧巻です。
手に取ることはできないのですが、その背表紙を目で追っていくと、様々な分野の資料を幅広く、そして深く、読み込まれていたのだなぁと、作品だけではうかがい知ることのできない司馬さんの仕事の偉大さに驚嘆します。
そして、展示室の隅、天井にまで目を向けると、あの坂本龍馬が展示室を覗きこんでいます。
(これは見学した人だけのお楽しみ)
展示と言っても、あとはホールで映像を楽しめる程度で、それほど多くはないのですが、緑に囲まれた静かな空間で、司馬作品のこと、登場人物のこと、日本の歴史や現在、未来のこと、そして自分自身のこと...思い思いに何かを考え、感じられる、そんな場所のように思います。
私もたっぷり2時間ほど過ごしてきました。
![Archive Redo Blog](https://stat.ameba.jp/user_images/20120606/20/archive-redo-blog/58/da/j/o0400030012014120594.jpg?caw=800)
著作やグッズの販売も行っているのですが、中でも年表や地図と作品の解説が一緒になった「司馬作品の戦国時代」、「司馬作品と幕末の出来事」という冊子はいいですね。
まだまだ未読作品の多い私のような読者には、重宝しそうです。