
iPadの登場により電子書籍が注目されています。
アメリカではすでにAmazonやAppleが電子書籍のマーケットを立ち上げており、流通している書籍の数もかなり充実してきています。
しかし、日本ではiPadの登場を機に電子書籍の普及に向けての動きが若干加速した感はあるものの、読みたい本が電子書籍として簡単に手に入るような時代が来るのは、もう少し先になりそうです。
では、日本では今はまだ電子書籍のマーケットが充実するのを待つしかないのでしょうか?
どうもそうでもないようです。
電子書籍のマーケットができないなら、今ある紙の本を裁断機とドキュメントスキャナを使って自分で作ってしまえばいいんです。
このようにして電子書籍を自作してしまうことを”自炊”と呼ぶそうですが、ネットでは密かに盛り上がっているようです。
確かに、フラットヘッドスキャナのイメージで考えると、「紙の本をスキャナで読み取るなんて面倒くさい...」なんて思ってしまいますが、本を裁断してバラバラにし、高速なドキュメントスキャナで読み取れば、驚くほど手早く電子化できてしまうんですよね。
目からウロコです。
バッサリ裁断するという潔さ、この発想はなかなかできません。
紙の本への愛着が強ければなおさらです。
私も紙の本への愛着は少なからずあります。
特に最初に読むときは紙の方がいいですね。
しかし、一度読んでしまった本についてはどうでしょう?
必ずしも紙の本である必要はない...いや、むしろ紙でないほうがありがたい場合も多いように思います。
私の場合、特にIT系の専門書がそうです。
買ったときに集中的に読むことはありますが、あとはたまに調べ物をするために手に取るというようなものがほとんどです。
その割に分厚くて場所をとるんですよね。
これを電子化できれば、本棚やデスクの上はすっきりしますし、iPadの中に入れてしまえば、会議室、サーバールーム、客先など、どこへでも大量の専門書を持っていくことができます。
なんと素晴らしいことでしょう!
ということで...
早速、スキャナと裁断機を買ってしまいました^^
- FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500/富士通
- ¥価格不明
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スキャナはこれ、ScanSnap S1500です。
今のところ自炊用スキャナの定番のようです。
いびつな形ですが、プリンタの半分程度の大きさでけっこうコンパクト。
スキャンも高速ですし、機能・添付ソフトも充実しています。
(特に実売4万円強なのに定価3万円以上もするAdobe Acrobatが付いてくるのがうれしいですね。)
- 【送料無料】“光ってわかる裁断位置”カール事務器 ディスクカッター A4対応裁断機 DC-210N
- ¥11,800
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※モバイル非対応
裁断機はこれ、カール事務器のディスクカッター DC-210N です。
本当はプラス PK-513L 26-106 の方が定番なんですが、裁断能力こそ優れているものの、重くてかさばる上に、価格もかなり高いのでこちらにしました。
1冊の本を何回にも分けて裁断しなければなりませんが、安全で使い勝手もいいですし、軽くてかさばりません。
- プラス 断裁機 裁断幅A4 PK-513L 26-106/プラス
- ¥56,700
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なんか、iPadをきっかけにiPad以上の設備投資をしちゃってますが、その価値はあると確信しています。
これからどんどん電子化していきますよ!