
大分県九重町にある九重”夢”大吊橋を渡ってきました。
長さ390m、高さ173m、日本一の歩行者専用吊橋です。

この橋、どこかへ行くための橋ではなく、ただ行って帰るだけの観光用の橋です。
しかも入場料金として500円取られます。
それだけを聞くと、「誰がこんな馬鹿げたものを...」と思いますが、渡ってみるとその価値がわかります。

橋から眺める九酔峡の紅葉が素晴らしいんです。
渓谷の両側に広がる赤・黄・緑のコントラストをこれだけの奥行きで立体的に味わえるのは橋があるからこそ。
しかも、反対側には日本の滝百選、震動の滝も見られます。

こちらが雄滝。

こちらが雌滝。
この九重”夢”大吊橋は、開通して3年だそうですが、早くも入場者が500万人を突破したようです。
日本一の長さと高さと言っても、かなり安全に作られているので、思ったほどスリルは感じません。
なので、単に日本一長い、日本一高いというだけでは、とうに飽きられていると思うのですが、今なお人気を継続しているのは、やはりこの景観ゆえなのでしょうね。
自然の美しさには流行り廃りがありませんから。