そんなことすっかり忘れていたのですが、鹿児島と言えば桜島の火山灰が降り注ぐ街なんですよね。
いつもこうなのかはよくわかりませんが、路上にも、走る車の上にも火山灰が結構降り積もっていました。

(これ...駅前のレンタカーです^^;)
と、降り積もり、風に舞う火山灰に驚きつつも、さっそく鹿児島散策を開始。
とりあえず鹿児島に来たものの、特に何が見たいという目的もなかったので、観光案内所でもらった観光ガイドブックを参考に、「シティビュー 」という周遊バスを利用して、メジャー処を回ってきました。
まずは手近なところにある銅像巡り。

維新三傑の一人、大久保利通像。

薩摩藩の家老で「幻の宰相」と呼ばれた小松帯刀像。

そして、何といっても、西郷さん。

銅像前の広場には、西郷さんの愛犬”カヤ”もいました。
(上野の西郷さんが連れている犬は”ツン”というらしく、”カヤ”とは別の犬のようです。)
鹿児島市内には、このほかにも島津斉彬、東郷平八郎、坂本竜馬など、多数の銅像があるようですが、銅像ばかり見ていると、それだけで1日かかりそうです^^;
これらの銅像の顔ぶれを見てもわかるように、鹿児島の歴史のクライマックスはやはり明治維新の頃なんですね。
大久保利通像の近くにある「維新ふるさと館 」も見てみたのですが、その展示の充実ぶりには舌を巻きます。
鹿児島の歴史に少しばかり触れた後は、天文館の「熊襲亭 」でさつま料理のお昼のコースをいただきました。

さつま揚げ、黒豚のトンコツ、さつま汁など、代表的なさつま料理を少しずつ一通り味わえるコースで、(酒ずし以外は)どれもなかなかおいしかったです。
中でもこのきびなごの刺身は絶品でした。
昼食の後は、「シティビュー」の運行コースにしたがって、城山、仙巌園 へ。

まずは城山。桜島を眺めるのにここは外せません。
ただ、何とか全景を見ることは出来ましたが、火山灰の影響でちょっと霞んでいたのが残念です。

そして、仙巌園 。
桜島を借景した庭園が見事です。

ここは島津家の別邸だそうですが、島津斉彬が推進した集成館事業の中心地でもあったそうで、そうした展示も充実していました。
以上、大体4~5時間コースの鹿児島巡りでしたが、桜島を除けば見所の中心はやはり幕末・維新の歴史にちなんだところということになってしまいますね。
それだけ、薩摩の人々は、幕末・維新を通して薩摩が近代国家の礎を築いたという強い自負と誇りを持っているということなのでしょう。
残念ながら、個人的には幕末の歴史にはちょっと疎いので、全てを興味を持って見ることはできませんでしたが、好きな人にはたまらないと思います。