[Oracle] 11gではデフォルトでパスワードの大文字小文字を区別する | Archive Redo Blog

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DBエンジニアのあれこれ備忘録

Oracle 11g をインストールして、Object Browser 9 で接続しようとすると、以下のようなエラーが発生しました。

ORA-01017: ユーザー名/ パスワードが無効です。ログオンは拒否されました。

11g からデフォルトでパスワードの大文字小文字を区別するようになったことが原因のようです。

Object Browser 9 はパスワードを小文字で入力しても大文字に自動変換して Oracle に投げるため、小文字のパスワードが設定されている場合、ログオンできなくなってしまうというわけです。

10g 以前のバージョンと同じようにパスワードの大文字小文字を区別しないようにするには、初期化パラメータ SEC_CASE_SENSITIVE_LOGON を FALSE に変更する必要があります。

ALTER SYSTEM SET SEC_CASE_SENSITIVE_LOGON = FALSE;

セキュリティ強化の目的で変更された仕様ですので、あまり好ましいことではありませんが、旧バーションで使用していたアプリケーションなどの動作に支障が出るような場合は変更もやむなしですね。